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雪の降り始めの時期から転倒事故に注意を|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

冬のシーズン中に雪道で転んで病院に運ばれた人は、札幌市内では昨年度、1300人近くにのぼりました。消防では、雪の降り始めのこの時期から転倒事故に注意するよう呼びかけています。

札幌市消防局のまとめによりますと、冬のシーズン中に市内の雪道で転んで、けがをして病院に搬送された人は昨年度は1296人と、前の年度と比べて400人以上増加しました。
昨年度は、転倒事故の7割以上が歩道上で発生していて、札幌市消防局では、雪が降り始めるこの時期から注意が必要だとしています。
消防局によりますと、タイル張りの歩道は凍結していなくても、雪が靴底についた状態で歩くと滑りやすくなるため、注意が必要だとしています。
また、地下鉄の駅や地下街の出入り口から歩道に出た際も、溶けかけた雪が靴底について滑りやすくなるということです。
さらにこれから雪が降り続くと、▼雪が踏み固められたタクシーやバスの乗り場や▼車の出入りがある歩道なども滑りやすくなるため、注意して歩行する必要があるということです。

【路面状況に合わせた靴を】
本格的な雪のシーズンを迎える中、札幌市内のデパートでは、冬用の靴を買い求める人の姿が見られました。
札幌市中央区のデパートでは、およそ200種類の冬用の靴を取り扱っていて、例年、雪が降り始める11月から12月にかけて靴を買い求める人が多くなります。
デパートの担当者によりますと、冬靴の靴底には、▼積雪や圧雪の路面に強いゴム素材や、▼凍結した路面に強いピン付きの素材、▼どのような状態の路面でも比較的滑りにくいというガラス繊維が入った素材など大きく分けて5つの種類があり、最近はガラス繊維入りの靴が人気だということです。
札幌市に住む50代の女性は「路面が凍ったときの転倒が怖いので、しっかりしたものがないと不安で靴を買いました。きょう購入した靴で転ばないようにしてこの冬を乗り越えたい」と話していました。
「札幌丸井三越」の商品統括部の皆川諒太さんは「靴底の素材が違う2つから3つの種類の靴を用意して、路面状況などに合わせて靴を選んで出かけると転倒を防ぐことができると思います」と話しています。

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