
タレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供するHR tech企業、株式会社カオナビ(柳橋仁機社長・東京都港区)の「スイッチワーク」はスイッチをON/OFFするように自身の裁量で細切れに働くことのできる制度で、社員のワークライフバランスの向上に大きく影響しています。コーポレート本部長・杣野祐子さんにお話を伺いました。 【写真】2020年12月に移転した新オフィスの様子
リモートで家事育児と両立目指しスタートした「スイッチワーク」
── そもそも「スイッチワーク」とは、どのような制度なのでしょうか? 杣野さん: スイッチワークは、始業から終業までの間、連続して仕事し続けるのではなく、スイッチをON/OFF するように細切れな働き方を認めた制度です。1日の最低就業時間「4時間」を確保すれば、目的を問わず誰でも利用することができます。就業時間は1か月間で調整すれば良いというルールになっているので、一人ひとりが柔軟に時間を活用することができます。 もともとリモートワークにおいて、育児や家事と仕事の両立を想定して作った制度ではありますが、兼業や資格取得の勉強に活用している社員もいます。 自己申告制で、事前申請は必要ありません。弊社が利用している勤怠システムで、「出勤ボタン」「退勤ボタン」をまさにスイッチのようにON/OFFすることで、利用できます。 このスイッチワークは、当社の新しい働き方制度「MY WORK STYLE」のひとつの施策として位置づけています。「MY WORK STYLE」は、新しい時代に対応した働き方で、社員のパフォーマンスを最大化し、組織としてこれまで以上に高い生産性を実現することを目的としています。スイッチワークのほかに、社員の裁量で出社か在宅勤務を選択し働く場所を選べる「ハイブリッド勤務」や、コアタイムを廃止した「スーパーフレックス制度」があります。 ── どうして「スイッチワーク」を導入することになったのでしょう? 杣野さん: コロナ禍を受けて、弊社は2020年の3月に完全在宅勤務の措置をとりました。しかし、緊急事態宣言が発出され、学校や保育園の臨時休園・休校なども頻発するようになりました。長期の休校もあり、育児しながら業務を行う社員の負担が増えたことが背景にあります。 そのような状況のなか、リモートワークに関するアンケートを取ったところ「子どもが在宅していると、仕事にならない」というような声が多く挙がってきたんです。また「未就学児の子どもが在宅している日は、仕事を休ませて欲しい」という打診も…。 確かに、小さなお子さんに「一人で遊んでいてね」と言っても限界がありますし、お昼ご飯を作って食べさせて後片付けをして…となると、昼休憩の1時間ではたりませんよね。私も子どもがいるので、その状況が痛いほど分かりました。 それなら、「休憩」の時間を限定せず、かつフレキシブルに取れるようにすることで、家事育児との両立を実現できないだろうかと考えたのが導入のきっかけです。 ── お子さんのいらっしゃる社員の方は、多いのでしょうか? 杣野さん: はい。当社の平均年齢は32~33歳で、小さなお子さんがいる社員も多いですね。また、HR Tech企業ということもあり、以前より働き方改革にはこだわりを持って進めてきました。そのため効率的な働き方を意識している社員も多いと思います。
最低就業時間は1日4時間 細切れな勤務を認めたカオナビの「スイッチワーク」(CHANTO WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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