店舗の靴売り場に冬靴が並ぶ季節を迎えた。高齢になると、足の筋力が衰えてバランスを保つのが難しくなり、凍結したツルツル路面で転びやすくなる。最近の冬靴はガラス繊維や軟らかいゴム、金属製のピン付きなど、さまざまな素材が靴底に使われている。それぞれの特徴を紹介する。
■2~3種類を使い分けるのが理想
札幌市中央区の丸井今井札幌本店と札幌三越では、今月に入って冬靴の問い合わせや購入が増えている。両店を展開する札幌丸井三越で婦人靴の仕入れを担当する皆川諒太さん(25)は「コロナ禍で外出を控えていた人が、そろそろ外出しようという気持ちになっているからでは」とみる。
最近人気が高く、品ぞろえも増えている靴底はガラス繊維=グラフィック《1》=だ。やすりのように凍結路面を引っかいて滑るのを防ぐ。ガラス繊維の部分の色はゴム素材と異なっているため、見分けられる。一方、ゴムに比べて圧雪路面に弱く、水を含むと滑りやすい。カーペット敷きの床では、歩くときに引っ掛かることがある。
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