アメリカのタニア・ハーバートさんが、ギネス世界記録「存命中の最も大きな足の持ち主(女性)|largest feet on a living person (female)」に認定されました。タニアさんの右足は33.1 cm、左足は32.5 cmです。
大きいのは足だけではありません。タニアさんの身長は2 m以上!「存命中の最も背の高い女性|tallest woman living」の記録保持者、ルメイサ・ゲルギさんと7 cm程度しか違いません。
足が大きいということは、フィットする靴を探すのが難しいというのが問題。タニアさんはほとんどオンラインでしか靴を見つけることができないと言います。
お店に行って(靴を探すのは)あり得ません。男性のサイズでもフィットするものを見つけたことがありません。
テキサス州、ヒューストン出身のタニアさんは、小さいころから周りより大きかったそう。高校生のときにはすでに記録に到達するほどの大きさだったと言います。
タニアさんは高身長であることに自信を持っていたそう。
「私の両親は自信をつけさせてくれるような育て方をしてくれました。だから高身長であることを悪くとらえたことはありませんでした。いじめの経験もないですし、友達は優しく接してくれましたよ」
その反面、タニアさんが嫌いだったのはスポーツのコーチだとか。本人はスポーツに全く興味がなかったのです。
「コーチはバスケをやってほしかったみたいですが、私は勉強の方が好きでした」
タニアさんは今までほとんど男性用の靴しか履くことができなかったと言います。
テニスシューズやローファーばかり履いていました。学校にキュートな恰好をしていきたいと思うと、あまり望ましいチョイスではありません。
しかしSNSの普及とともに変化が訪れます。タニアさんと似たような境遇にある女性とつながることができたのです。
「オンラインで探せる一番大きな靴を買って、それを改造して長さと幅を確保していました」
オンラインでコミュニティを作れた一方で、足に対するいかがわしいメッセージも届くようになりました。
私はフェチの対象になるためにSNSを始めたわけではありません。しかし私をフォローする5%くらいの人は、足の写真を売ってくれないかとDMを送ってきます。
それでもタニアさんは、足のサイズにポジティブになれるようなメッセージを発信し続けています。
また、SNSを通じて自身の減量も伝えてきました。
そのきっかけは2021年。タニアさんの母が亡くなってしまったときでした。当時、タニアさんは肥満で、それがきっかけで病気になる前に改善しようと考えたのです。
「このままいけば若いときに死んでしまうと思っていました」
そして2021年11月、タニアさんは胃バイパス手術を受けました。これは最適な選択だったと彼女は語ります。
初めて医者に行ったときの体重は250 kgでした。Tシャツは5Xを着ていました。それから1年で70 kg以上減量して、あと40 kgくらいで完了です。減量への道のりは楽しいものです。
タニアさんが今注目しているのは、大きな足を持っている人(特に女性)のこと。男性用の靴なら履けるサイズが見つかるかもしれないけれど、女性用の靴だったら、そもそも見つからないか、見つかっても高すぎると言います。
タニアさんは、自身のストーリーを通じて、シューズメーカーがより多くのサイズやカスタマイゼーションをしてくれることを願っています。
記録保持者になることによって、今まで開かなかった扉が開くかもしれません。シューズ業界に変化をもたらせるきっかけ役になりたいです!
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