女子児童の運動靴に体液、校内階段でスカート内を盗撮…教諭３人を懲戒免職 - 読売新聞オンライン

　千葉県教育委員会は１６日、わいせつ行為をするなどした教諭３人の免職をはじめ、計８件（監督責任含む）の懲戒処分を発表した。今年度の教職員の懲戒処分は計１８件（前年度計２０件）に上り、県教委は各校などに綱紀粛正の通知を出した。

　県教委などによると、松戸市立小学校の男性教諭（２８）は５月～９月頃、校内の複数の女子児童の運動靴などに体液をかけ、君津署に器物損壊の疑いで逮捕された。

　県立高校の男性教諭（３３）は２０２１年８月、埼玉県内の商業施設駐車場に止めた自家用車内で、男子高校生にわいせつな行為をしたとして茨城県警に逮捕された。県北西部の県立高校の男性教諭（２６）は１月～９月、校内の階段や教室で複数の女子生徒のスカートの中をスマートフォンで盗撮した。

　免職の３人の校長ら４人について監督責任を問い、減給１０分の１（１か月）とした。県教委は、盗撮の教諭の名前について「被害者の保護」を理由に公表していない。

　このほかに、２年３か月にわたり通勤手当計９０万２３４０円を不正に受給した県立千城台高校の男性主幹教諭（５８）を減給１０分の１（３か月）とした。全額を返還したという。

　県教委は今年度中に、犯罪心理の専門家を講師とした動画を活用し、研修を実施する方針だ。

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