県は、県内の公立学校に勤務する教員の今年4~8月の時間外勤務(残業)を公表した。新型コロナウイルスによる一斉休校で時間外勤務が減少した昨年よりは増えたが、コロナ禍前の2019年よりは減少した。ただ、小中高校では、文部科学省や県が上限として定める「月45時間」は上回っており、県は引き続き、部活動の負担軽減やデジタル化を進める。
富山市内で26日に開かれた「とやま学校多忙化解消推進委員会」で県が報告した。今年4~8月の月平均は小学校で45・3時間(前年比4・1時間増)、中学校で55・5時間(同10・4時間増)、高校で46・4時間(14・2時間増)だった。コロナ禍前の19年よりは約6~15時間減少したが、いずれも県が方針で示す月45時間の上限は上回った。
特別支援学校は27・7時間(同8時間増)で、19年からは2・9時間減った。
県教育委員会教職員課は「時間外勤務は減少傾向だが、十分ではない。まずは月45時間を確実に下回ることを目指したい」としている。
同推進委は、教員の働き方改革推進を目的に19年に発足。同年には文科省の指針を踏まえて、教員の時間外勤務の上限を月45時間、年360時間とする方針策定に向けた議論を行った。
教員の時間外勤務減少 19年比、公立校 上限月45時間は上回る - 読売新聞
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