三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」が13日の明け方、ピークを迎える。今年は、流れ星が最も多く現れる極大の時刻と月齢の関係が8年に一度の好条件。暗い場所でなら1時間に50個ほどの流れ星が見えそうだ。近年は、流星群のもとになる彗星(すいせい)の軌道から、流れ星の数を予想しようという研究も進んでいる。
ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並び、毎年多くの流れ星が現れる流星群。
国立天文台によると、今年の極大は13日午前4時ごろ。12日と14日の明け方にも1時間に20個ほどの流れ星が見えそうだ。
流星群は、彗星がまき散らした数ミリ~数センチの「ちりの帯」に地球が突っ込み、普段よりも多くの流れ星が見える現象。およそ130年かけて太陽を回るスイフト・タットル彗星のちりの帯が地球の軌道と交差しており、毎年この時期に地球が突っ込んでペルセウス座流星群になる。
帯のちりは動きが似ているため、ほぼ平行に地球に突っ込んでくる。地上から見ると、雨を見上げた時のように、まるで空中の1点から流れ星が放射状に飛ぶように見える。この「放射点」がある星座が流星群の名前になる。ペルセウス座は今の時期、明け方に北東の空に上り、放射点が高くなって流星も増える。
ところで、4年ごとにうるう年で解消しているように、地球は365日プラス約6時間で太陽を回っているため、ちりの帯に地球が突っ込むタイミングも約6時間ずつずれる。極大時刻が、放射点が高くなる明け方と重なるのは4年に一度しかない。さらに、今年は月も早い時間に沈むため、月明かりの影響もない。月明かりと極大時刻の条件がそろうのは8年に一度だ。
観察する際は、街灯などがな…
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ペルセウス座流星群、8年に一度の好機 1時間に50個 - 朝日新聞デジタル
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