フランスのエドゥアール・フィリップ首相は7日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を11日から段階的に緩和する一方、首都パリでは今後も継続していく方針だと明らかにした。
フィリップ首相は、同国は感染率の観点から「2つに分断」されていると説明。パリと北部地域では今後も、感染防止のための制限を解除しないと述べた。
フィリップ氏は、3月17日に開始されたロックダウンを、11日から数週間にわたり段階的に緩和すると説明した。今回の緩和では、店舗や一部の学校が再開される。
「フランスそしてフランス国民にとっていい知らせだ」とフィリップ氏は述べた。
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フランスは、COVID-19(新型ウイルスによる感染症)による死者が多数出ている欧州諸国の1つ。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、日本時間8日午前時点で、フランスではこれまでに2万5900人以上が新型ウイルスによって死亡しているが、ここ数日は死者数が減っている。
仏保健省は7日、過去24時間で新たに178人が死亡したと発表した。前日6日の発表よりも100人少なかった。
感染状況に応じて地域を色分け
仏政府は、感染率に応じて各地域を緑と赤に色分けした地図を提示している。
当面の間、制限の緩和は、赤色の地域よりも緑色の地域でより進むこととなる。
フィリップ氏によると、まずはじめに、緑色と赤色の両方のゾーンにある小学校とほとんどの事業が再開される。グリーンゾーンのカフェ、レストラン、中学校は6月から再開となる。
レッゾゾーンになっているパリと4つの隣接地域(イル・ド・フランス地域圏、オー・ド・フランス地域圏、グラン・テスト地域圏、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地域圏)では、公園や庭園の閉鎖は続くこととなる。
公共交通機関ではマスク着用が義務付けられる。少なくとも1日1回は公共交通機関の消毒が行われるという。店舗側には、客にマスク着用を求める権限が与えられる。社会的距離戦略も継続となる。
こうした制限は残るものの、ロックダウンが開始して以降、市民は初めて外出許可証をダウンロードせずに出勤や外出ができるようになる(インド洋にある仏領マヨット島は除く)。
人々がマスクを着用しているかや、他人と少なくとも1メートルの間隔を保っているかは、監視カメラでモニタリングされる。
そのほかの欧州諸国での動き
- スウェーデンの死者数が3000人を突破した。同国は厳格なロックダウン措置を導入していない。他のスカンジナビアの国々より死者数は多いが、人口比の死者数はイギリス、フランス、スペイン、イタリアより少ない。
- イギリスのボリス・ジョンソン首相は10日に、初めてロックダウンの緩和計画を発表する
- ロシア・モスクワ市長は、制限措置を5月31日まで延長すると発表した
- ドイツ・サッカーのブンデスリーガは5月16日から、欧州の主要サッカーリーグとしては初めて、パンデミック発生後に活動を再開する。
- ギリシャの文化省は、6月に博物館や美術館を再開すると発表した。観光はギリシャ経済にとって重要な分野となっている
(英語記事 Paris restrictions to stay as France reopens)
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仏首相、パリでは制限継続の方針 来週からロックダウン緩和 - BBCニュース
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