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『学校再開』新型コロナ対策に懸命 4月6日から県内小中学校 - 福島民友

 県内の多くの公立小中学校は6日に入学式・始業式を予定しており、本格的に子どもたちの通学が再開する。新型コロナウイルスの感染拡大による一斉休校開始から約1カ月。各学校は文部科学省の指針に沿った感染防止対策を徹底するが、感染拡大が続く中での再開には懸念の声も残る。学校関係者からは「できることは全てやりたい」との声が上がる。

 「見えないものと闘っているため万全な対応ができるか不安」。郡山市内最多の約970人が通う富田東小の大槻誠校長は思いを吐露した。子どもにとっては学校での学習と規則正しい生活が必要だと考える一方、県内で市中感染とみられる状況が起きていることも踏まえ「(再び)臨時休校などになることも念頭に置きながら、家庭学習になることも想定して授業にあたってほしいと教職員には伝えている」という。

 県南地方の小学校の関係者は「児童には消毒や手洗いの指導などで神経をとがらせて対応するつもりだが、難しい部分もある」と頭を悩ませる。この学校では、春に予定していた授業参観や運動会を延期する方針を決定。しかし「体育や音楽の授業では、どうしても子どもたちが交じり合って活動する場面が増える」という。会津地方のある小学校の校長も「児童数が多い学校では、(密集を避けるために)教室のスペースを十分に確保することは難しいのでは」と指摘する。その上で「まずは(長期休みで乱れた)児童の通常の生活リズムを戻すことが重要。スクールカウンセラーと連携し、児童の心のケアにも取り組みたい」と語った。

 保護者の思いも複雑だ。小学4年の子どもを持つ会津若松市の30代女性は「子どもの食事の負担がなくなるのはありがたい」と学校再開を歓迎する一方で、「感染のリスクが増えてしまうのは心配」と漏らす。

 文科省は学校再開に向けた指針の中でマスク着用を促しているが、市販のマスク不足が続いていることも悩みの種だ。数年前に企業から大量のマスクの寄贈を受けた南相馬市は市内全ての小中学校、高校、特別支援学校の子どもたちが約1カ月間使える量の計16万7000枚を各校に配布した。このように自治体が備蓄するマスクを配布するケースもあるが、保護者から「マスクを確保できない。配布する予定はあるか」といった問い合わせを受けている教委もある。

 3日までに3人の新型コロナ感染が確認された福島市。ある中学校には市内での感染確認前から、「休校延長にならないのか」と保護者から問い合わせがあったという。この学校の校長は「再開に向けて職員会議を重ねてきた。感染対策と合わせて子どもたちが安心して学校生活が送れるように、できることを全てやっていく」と話した。

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April 04, 2020 at 07:46AM
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