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寒い雨の日の靴の正解は、「南極観測隊の防寒靴」がルーツのコレ - Business Insider Japan

SNOWF

スノーブーツなら、雨がかかっても水がしみこまない。

撮影:美里茉奈

私はとても冷え性で、冬になると足が冷えるのが悩みだ。

タイツや厚手の靴下で凌いでいたが、一番困っていたのが雨の日の外出である。

冬の雨は冷たい。かといって長靴では足が寒い。どうにかしたいと思って2022年の冬に購入したのが、ムーンスターの「SNOWF(スノーフ)」だった。

ルーツは南極観測隊

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MOONSTAR 「810s ET013 SNOWF(GRAY)」税込9900円。

撮影:美里茉奈

上履きメーカーとして知られるムーンスターは、医療や飲食の現場で培った靴作りのノウハウを活かし、機能的でスタイリッシュな靴づくりに取り組んでいる。

スノーフは、同社が1958年に南極観測隊の依頼を受けて開発した、マイナス20度以下の極寒に耐える特殊防寒靴がそのルーツだ。靴中は起毛素材で、履くとほんのり暖かい。

SNOWF(3)

撮影:美里茉奈

アッパーは撥水加工を施した合成皮革、ソールから甲部分にかけてはEVAを使用し、水が入りにくい作りになっている。

激しい雨の日に履いたこともあるが、靴の中に水がしみこんでくることはほぼなかった。

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軽量で防水性のあるソール。

撮影:美里茉奈

スノーブーツというだけあって、底は防滑ソールとギザギザのソールが組み合わされている。雪道でも滑りにくそうだ。

もちろん雪の日だけでなく、雨の日の濡れた路面でも活躍してくれる(私が住んでいる沖縄のアスファルトは石灰分が多く、雨の日は路面がとても滑りやすい)。

SNOWF(5)

氷に刺さるガラス繊維を配合した防滑ラバーは、ホッキョクグマの足裏の体毛をヒントに開発されたという。

撮影:美里茉奈

見た目のスタイリッシュさと履きやすさもポイント

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カラーバリエーションはブラック、ベージュ、グレーの3色だ。

撮影:美里茉奈

実は、このシューズを購入した理由は、ほぼ「見た目」だった。

シンプルなデザインは、カジュアルすぎずカチっとしすぎずという絶妙な塩梅で、ジーンズでもスカートでも合わせやすいと思ったのだ。

サイズ展開は23.0~29.0センチで男女兼用。厚手の靴下を合わせることを考えると、1サイズ大きめを選ぶのがおすすめだ。

私は普段履きが23.5センチなので24.0センチを選んだ。

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かかと部分につまめるストラップがあり、着脱はスムーズ。

撮影:美里茉奈

靴自体にファスナーやひもはない。足首の後ろ部分のマジックテープを外すと、履き口が開く作りになっている。

テープをきちんと留めておけば、靴が脱げる心配はない。ブーツのような足首を覆う靴は、飛行機の保安検査場でゲートを通る際に脱ぐ必要があるが、このブーツは脱ぎ履きがラクで助かった。

長時間の歩行には向かないかも

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撮影:美里茉奈

このブーツは厚底でクッション素材が使われているため、道路の冷えが底から伝わってくる感じはない。

一つ問題なのは、最初のうちは、しばらくするとバックルの部分が当たってすねの部分が痛くなったことだ。“スキーブーツを履いて歩いた時”のような感じと言えば伝わるだろうか。

SNOWF(9)

撮影:美里茉奈

長時間着用するなら、短時間の着用を繰り返し、慣らしてからの方が良いと思う。

お手入れもカンタン

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撮影:美里茉奈

スノーフの素材は合皮とゴムのため、日々のお手入れも簡単だ。汚れたら水洗いもできる。

おかげで2年目だがまだまだキレイだ。保管時には、靴の中に無印良品のレッドシダーブロックを入れて保管しているが、ニオイは全く気にならない。

SNOWF(11)

撮影:美里茉奈

機能性だけではなく、シンプルかつ丈夫で扱いやすい。寒い冬の日は外に出かけるのが億劫だったが、このシューズのおかげで、2023年1月の最強寒波の出張時も、足が冷たくならずに快適に過ごせた。今冬も期待している。

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