暖かくなり、家では素足で過ごす時間が増えてきた。
ただ、ちょっとした外出や散歩のために靴下を履き、靴ひもを結ぶのは少々面倒だ。 とはいえ、まだサンダルでは足元が心もとない日もある。
そんな日々にちょうど良い中敷きを見つけたので、春から初夏にちょうど良い、“裸足で履けるサンダル以上、ひも靴未満”の靴を作ってみた。
素足で履ける、和紙素材でできた中敷き
UNDERSON UNDERSON 和紙ベルベットインソール 3960円(税込)
撮影:森亮太
UNDERSON UNDERSONの「和紙ベルベットインソール」は、「WASHIFABRIC®」という和紙素材の繊維できた中敷きだ。
ホームページを見ると、下着や肌着に使われている素材ということで、どうやら素足でも履ける中敷きになっているようだ。
和紙ならではの速乾・消臭性能のおかげで、汗をかいたときの不快感が軽減されるとのこと。
たしかに、細かい繊維が毛のようになっていて、触ってみるとさらっとしている。これならば素足で履いても湿気をよく吸収してくれそうだ。
ウレタンと和紙素材の二層構造になっている。
撮影:森亮太
和紙は湿気を逃がしてくれる特性も持っているので、多湿な季節でも安心して履けそうだ。
洗濯もできるので、素足で履いていても清潔に保てるのもうれしい。
組み合わせるのは「建さん」
「建さんⅡ」税込み680円
撮影:森亮太
そして、この中敷きを入れるのは、ワークマンで手に入れた「建さんⅡ」という靴。
主に作業靴として作られているようだが、シンプルな作りと680円という価格で一般の人にも人気のアイテムだ。
ソールが薄く、本体が軽量で、さらには靴ひもがないので今回の用途にぴったりだと思い購入した。
インソールのサイズは2種類あり、大きい方を選んだ。このサイズは24センチ~28.5センチまで対応している。
撮影:森亮太
まずはインソールを、付属の型紙を使って自分の足のサイズに合わせて切っていく。
切り口から繊維が少し落ちるので、切る際は下に何か敷いて作業した方が良さそうだ。
あとは靴の形状に合わせて微調整をしながら、靴にはめ込んでいく。
撮影:森亮太
元は作業靴の「建さんⅡ」だが、UNDERSON UNDERSONの中敷きのおかげで見た目の印象も大分変わった。
さて肝心の履き心地だが、まず裸足の足裏にさらりとした毛先の感触が気持ちいい。
さらっとしているが、靴の中で足が滑ってしまうことはない。薄い中敷きなので、靴を選ばずに使うことができそうだ。
撮影:森亮太
今回中敷きを入れた靴は靴底が薄いので、和紙素材のほどよい固さも相まり、裸足で歩いている感覚に近い。
力が直に地面に伝わっている感覚があるので、車の運転もしやすかった。そしてもちろん靴下があっても問題なく履くことができる。
環境にも素足にも優しい素材
撮影:森亮太
和紙ベルベットインソールに使われている「WASHIFABRIC®」は、建材に使われた木材の、余った部分をパルプ化し、和紙にしている。
この和紙を薄く漉き、細く長く裁断したものを特殊な機械でよりあわせることで、糸ができているとのこと。
和紙でありながら洗濯ができるのも、この過程で繊維になっているからだ。
また、原料の木材は、樹木の成長と二酸化炭素の吸収が最も効率よく行えるように管理された森林で伐採されたものを使用している。
環境にも足にも優しい素材でできた中敷きのおかげで、裸足で履ける、サンダルとひも靴の中間の靴を手に入れられた。
撮影:森亮太
これで外出のハードルを下げつつも、裸足でも快適な足元を実現できた。
これからの季節、蒸れやすい革靴やレインシューズにこの中敷きを使うのも効果的だろう。
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