「180円スニーカー」で知られる靴製造販売の「ヒラキ」(本社・神戸市西区)がオープンした菓子店「ヒラキおかし館」(同)が人気を集めている。兵庫県民になじみの深い靴店が畑違いの分野に乗り出した背景には、同社の持つこだわりが。コロナ禍で打撃を受けた業績を反転させるきっかけとなるだろうか。
小さなガムやチョコ、カラフルなペロペロキャンディー、懐かしのたばこ形ラムネ――。昭和レトロをイメージした赤いのれんをくぐると、駄菓子の山が。85坪の館内には郷土菓子や海外のお菓子など2100種類が所狭しと並ぶ。20日に親子3世代で買い物に訪れた神戸市垂水区の植村紗彩さん(29)は2回目の来店。金平糖などを購入した。「前回は広くて回りきれなかった。珍しいものが多くみんなが楽しめるのが魅力」と話す。
おかし館のオープンは昨年11月。週末には4千~5千人が訪れ、入場制限をかけることもあるという。
靴専門店など計15店を兵庫、大阪、京都で展開するヒラキがお菓子に目を付けたのは2019年ごろ。店の一角に駄菓子コーナーを期間限定で設けたところ、若い世代の利用者から「またやってほしい」と反応があがった。店の利用者は高齢層が多い。同社は閉鎖していた施設を改修。「家族で買い物を楽しめる場所」を目指し、おかし館をつくった。
狙いは当たった。仕入れを担…
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