アメリカとカナダでリリースされるARビュー機能を利用したVirtual Try-On for Shoesは、ARで靴を試着できるアマゾンアプリの機能です。この機能を体験した米ギズモードJody Serrano氏は「自分の場合、靴のバーチャル試着は参考にならなかった」と言います。
どうしてなんでしょう?
アマゾンが出したVirtual Try-On for Shoes機能は、ARを利用し消費者があらゆる角度から靴を履いた状態を見ることができ、異なる靴の色を試せるなど、役に立ちそうな印象をうけます。
この靴をバーチャル試着できる機能では、ニューバランス・アディダス・リーボック・プーマ・ラコステなどのブランドの、数千のスニーカーをチェックできるようになる予定です。iOS版が先行リリースされ、近々Androidでも利用できるようになり、靴だけではなく、Tシャツやアイウェアへも範囲を広げるそうです。
使い方は簡単。靴の商品ページにある「バーチャル試着」ボタンをクリックし、カメラを自分の足元に向けるだけ。自分が持っていない靴の写真をソーシャルで共有することができるとアマゾンは語っています。
サイズ選びのツールじゃないバーチャル試着ってどうなの?
靴を買うのは私にとってイライラする消費行動です。なぜなら、私の足は小指が太いからです。
小指が太いと、足元から着こなしを意識することになります。下半身のファッションに合わせて上半身で何を着るか決まってくるからです。ファッション性とフィットすること/使い心地がそれぞれ別の問題としてあるのです。
せっかく気に入った靴を見つけても、足の指が太いとサイズが合わない問題に出くわします。私は、アディダス「スーパースター」の独特なサイズ展開(ブランドによってサイズ感が違う)で2時間悩んだ挙げ句、結局失敗してしまった過去があります。
アマゾンのVirtual Try-On for ShoesページにあるFAQにはこのような文が載っています。
シューズのバーチャル試着体験は、シューズがあなたの足にどのようにフィットするのか、あらゆる角度からイメージするのに役立ちますが、サイズ選びツールではありません。商品詳細ページにあるフィット感の情報は、完璧なサイズを選ぶのに役立ちます。
結局のところ、バーチャル試着ツールは、同社が主張するように、「購入の意思決定をより良くする」のか、靴のサイズ感に悩む私には疑問です。
特に、そのブランドやサイズに詳しくない場合、バーチャル試着をしてみて、靴の見た目が気に入ったからといって、購入に踏み切れるとは限りません。結局、店舗に行き、実際に靴を履いて購入するほうが安定します。
スニーカー好きで、あらゆるブランドの購入経験があれば、単に異なる色やスタイルを求めて買い物をしたい人にはバーチャル試着は価値提供ができるでしょう。でも、こういった層の人達が、消費者の代表ではないですからね。
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