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安全靴でベトナム人実習生の胸を蹴り肋骨3本折る…建設会社元従業員の4人を書類送検 - 読売新聞オンライン

 ベトナム人技能実習生の男性(41)が勤務先の岡山市内の建設会社で蹴られるなどの暴行を受けた問題で、岡山県警は元従業員の男4人について、傷害や暴行容疑で書類送検した。4人は容疑を大筋で認めているという。

 捜査関係者によると、4人は岡山市南区の建設会社「シックスクリエイト」で勤務していた2020~21年、トラックの荷台で作業中の男性をほうきの柄で複数回たたいたり、安全靴で男性の胸を蹴って 肋骨ろっこつ 3本を折る重傷を負わせたりした疑い。県警は男性や元従業員らから聴取を進めるとともに、男性が病院を受診した際の診断書などから容疑を特定し、7日に書類送検した。

 男性は今年1月に記者会見を開き、同社で約2年間にわたって暴行を受けていたと訴え、暴行の場面を撮影した動画を公開。技能実習制度を監督する外国人技能実習機構(東京)が2月、県警に対して傷害や暴行容疑で刑事告発していた。

 同社と職場を仲介した監理団体「岡山産業技術協同組合」(岡山市中区)は4月、暴行などを認めて男性に謝罪し、示談金を支払うことで合意した。

 法務省と厚生労働省は5月31日、同組合が実習先を指導する立場にありながら、監査を十分に行わず、男性の相談にも適切に対応しなかったなどとして、監理団体としての許可を取り消していた。

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