iOS15.0.2をインストールしたiPhoneで、バッテリーの持続時間を測定した動画をiAppleBytesが公開しました。iPhone13のテスト結果も公開されています。テストを実施したiPhoneの多くのモデルで、バッテリー持ちが小幅ながら改善する傾向がみられます。
バグと脆弱性を修正したiOS15.0.2のバッテリー持ちは?
現地時間10月11日に公開されたiOS15.0.2では、複数のバグに対応したほか、深刻な脆弱性も修正されています。
iOS15.0.2をインストールしてバッテリーの持続時間を測定するiPhoneの、新品時と比較したバッテリー容量は以下のとおりです。
- iPhone SE (第1世代):97%
- iPhone6s:100%
- iPhone7:100%
- iPhone8:99%
- iPhone XR:92%
- iPhone11:100%
- iPhone SE(第2世代):88%
- iPhone13:100%
テストの実施にあたり、ディスプレイ輝度の自動調整をオフにして、明るさを25%に統一し、ベンチマークテストアプリGeekbench4のバッテリーテストを実行しています。
iOS15.0.2のバッテリーテスト結果
バッテリー残量がゼロになるまでにかかった時間と、GeekBench4によるバッテリーテストのスコアは以下のとおりです。
モデル | 持続時間 | スコア |
---|---|---|
iPhone SE(第1世代) | 2時間 51分 | 1,710 |
iPhone6s | 2時間 41分 | 1,610 |
iPhone7 | 3時間 23分 | 2,022 |
iPhone8 | 3時間 22分 | 2,002 |
iPhone XR | 5時間 2分 | 3,003 |
iPhone11 | 5時間 28分 | 3,270 |
iPhone SE(第2世代) | 1時間35分 (途中停止) |
1,762 (途中停止) |
iPhone13 | 9時間 47分 | 5,870 |
なお、iPhone SE(第2世代)はテストが途中で終了してしまったため、有効なデータが取れていません。
iPhone13のバッテリースコアが突出、各モデルとも改善傾向
iPhoneのモデル別に歴代iOSバージョンでバッテリースコアを並べたグラフがこちらです。iPhone13のスコアが突出しています。
iPhone SEとiPhone6sのスコアはこちらです。iPhone SEはiOS15.0.2でわずかに改善、iPhone6sは横ばいです。
iPhone7とiPhone8のスコアはこちらです。iPhone7はiOS15.0.2で若干スコアが低下、iPhone8は小幅ながら改善しています。
iPhone XRとiPhone11のスコアはこちらです。iPhone XR、iPhone11ともに改善が見られます。
iPhone SE(第2世代)とiPhone13のスコアはこちらです。iPhone SE(第2世代)はテストが途中で終了してしまったので比較対象とせず、iPhone13はiOS15.0.1からさらにスコアを伸ばしています。
iOS15.0.2はバッテリーの観点からも有望
テストの結果についてiAppleBytesは、iPhone7で小幅なスコア低下があったほかはバッテリーの持ちは各モデルで改善していることから、バッテリー持続時間の観点からもiOS15.0.2は期待できるバージョンだ、と評価しています。
テストが途中で強制終了という初の事態に遭遇したiPhone SE(第2世代)については、iOS15.0.1まで90%だった新品時と比較したバッテリー最大容量が88%に低下したためテストが途中終了したのだろうか、と疑問を示しつつ、バッテリーを交換するかiPhone12に入れ替えることを検討する、と述べています。
iAppleBytesによるバッテリーテストの動画はこちらでご覧ください。
Source:iAppleBytes/YouTube
(hato)
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