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デルタ株は「数時間で容体が急激に悪化」…病院「医療現場は本当に限界」と悲鳴 - 読売新聞

 栃木県と宇都宮市は13日、174人の新型コロナウイルス感染を発表し、県内の累計感染者数は1万人を超え、1万21人となった。7月29日に感染者が8000人を超えてから2週間で2000人増えており、感染力が強いとされるインド由来の「デルタ株」の疑いがある変異株が急増の要因とみられる。

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 重症患者を受け入れている自治医科大付属病院の森沢雄司・感染制御部長(55)は「病床は自転車操業状態。医療の崩壊は始まっている」と悲鳴を上げる。

 県によると、県内の重症病床使用率(12日現在)は34・8%と県の警戒レベルでステージ3(重点措置)の水準。ただ、新型コロナの重症患者は人手を要するため、ICU(集中治療室)16床を全て稼働させることはできず、実質的には満床状態だという。既に数か月待った一般患者の手術をさらに延期したり、新型コロナの重症患者が受け入れ病院を探し回ったりする状況が現場では起きているという。

 デルタ株の恐ろしさは感染力のほか、重症化の速度の高さにもあるといい、森沢部長は「数時間で容体が急激に悪化する」と指摘。「医療現場は本当に余裕がなく限界。ワクチンは効果があるので、接種をお願いしたい」と呼びかけた。

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