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四日市市の感染症対策職員、5月の時間外144時間 過労死ライン超え - 中日新聞

 四日市市は一日、新型コロナウイルス感染症対策室で勤務する職員の五月の平均時間外勤務時間数が一四四・三時間だったと明らかにした。ワクチン接種事業の準備などで業務が膨らみ、過労死ラインといわれる「月八十時間」を大きく超えた。

 四月で既に八一・二時間と、過労死ラインを超えていた。九人だった職員を五月に十二人に増やしたが、ワクチン接種事業の体制構築や関係機関との調整、配送準備などで業務が増えたほか、大型連休中の出勤もあって大幅に時間外労働が増えたという。

 また、感染者に対応する市保健所でも四月が九三・七時間(対象職員十一人)、五月が一○三・三時間(同十四人)と長時間労働となっていた。感染第四波で、四月は市内の感染者発表数が月別で過去最多となる三百四十二人、五月も三百四十人と急増したことが原因とみられる。

 森智広市長は「兼務や応援職員を増やしているが、ワクチンや感染の状況によって厳しい状態が続いている」と話した。 (片山さゆみ)

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