ワクチン接種の予約受付開始２３００人分約２時間で埋まる - 岐阜新聞

2021年05月15日 08:15

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　岐阜市で１４日、６５歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種の予約受け付けが始まった。公共施設での集団接種は、市が電話とインターネットで受け付け、１時間５０分で今回の予約枠約２３００人分が埋まった。約２２０の病院・診療所での個別接種の予約も準備が整った医療機関で始まり、窓口で予約を待つ行列ができた。

　市保健所（同市都通）のコールセンターでは、午前８時４５分の受け付け開始から申し込みの電話が相次ぎ、つながりにくい状態が続いた。ネット予約は１５分で約１５００人の定員に達した。電話を受けた職員は、名前や接種券番号、希望日、希望時間などを順に聞き取り、パソコンの画面に入力した。

　今回の予約分は２２日～６月２７日の土、日曜日の１２日間に接種する。７月の接種予約は準備ができ次第、受け付ける。また予約できなかった６５歳以上を対象に公共施設で実施する接種のキャンセル待ちの受け付けも始め、１４４２人が申し込んだ。初日は同センターに予約や問い合わせなど約２７００件の電話があった。

　個別接種は各医療機関で直接、受け付けた。予約を窓口のみとしたある総合病院には、開始の２時間以上前の午前６時ごろに、かかりつけの患者ら約１００人が行列を作った。密を避けようと、受付時間を記した整理券を配ったが、それを事前に知らせていなかったため、現場は混乱した。

　市によると、４月１２日から先行接種した高齢者施設の入所者を除く市内の６５歳以上の高齢者は約１１万４５００人。７月末までに希望する高齢者への接種２回分を終える予定で、集団接種と個別接種の人数の割合を集団１割、個別９割と見込んでいる。今回、集団接種を希望する場合は７５歳以上を優先し、７４歳以下は予約を控えるよう呼び掛けていたが、７４歳以下が予約の３５％を占めた。次回の予約は年齢制限をしないという。

　市感染症対策課の可兒直之対策監は「反響の大きさが伝わった。希望者は順次打てるようになるので、焦らず待ってほしい」と話している。

カテゴリ: 動画　新型コロナウイルス

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