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アフガンで爆発、女子生徒ら50人死亡 下校時間帯に - 朝日新聞デジタル

バンコク=乗京真知

 アフガニスタンの首都カブール西部にある公立の女子校近くで8日、爆発が3回あり、内務省によると、10代の女子生徒ら少なくとも50人が死亡、100人以上が負傷した。治安悪化の歯止めとなってきた駐留米軍が撤退を進める中で、政情の不安定化を狙う武装勢力が爆破テロを仕掛けたものとみられる。

 同省によると、同日夕、下校中の生徒が集まる正門前で車爆弾が爆発した後、近くで二つの仕掛け爆弾が爆発した。地元テレビは、正門前に血が付いた靴や教科書が散乱し、生徒が逃げ惑う様子を伝えた。同校には小中高にあたる女子生徒が通っており、爆発時は中学の年代の生徒が下校する時間帯だった。

 9日正午時点で犯行声明は出ていない。現場は同国で少数派にあたるイスラム教シーア派が暮らす地域で、シーア派を敵視する過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織による爆破テロが続いてきた。

 ISと並んでテロを頻発させてきた同国最大の反政府勢力タリバーンは、事件後に犯行を否定する声明を出した。しかしアフガン政府は、弱体化が進むISに大規模テロを起こす力はなく、タリバーンが関与した可能性があるとみている。

 一方、アフガン政府の後ろ盾となってきた駐留米軍は、4月末から米兵約2500人の撤退作業を本格化させている。9月11日までに完全撤退する方針で、それまでに米国がアフガン政府とタリバーンを仲裁し、停戦協議を進められるかが焦点だ。(バンコク=乗京真知)

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