宇都宮市は、買い物などに利用されている乗合の地域内交通(デマンドタクシー)で、スマートフォンなどのウェブアプリで予約できる「予約・配車システム」の実証実験を始めた。二十四時間予約可能のほか、運行ルートも最短のコースが自動的に選定される。今後、検証を進め、来年度以降に本格導入する。 (原田拓哉)
実験が行われているのは、市内十四カ所で運行されている地域内交通のうち、利用者が多い河内地区。
利用者が専用のウェブアプリを使って予約する。これまでの電話予約は締め切り時間が乗車を希望する時間の三十分前だったが、「予約・配車システム」では十五分前と短縮された。バスや電車に乗り継ぎする場合には降車時間も指定できる。到着時間も予約後十五分ほどでメールが届く。
タクシー会社はこれまで、予約を受けてから運行ルートを選定していた。運転手をサポートし、最適なコースが自動的に選定されるタブレット端末を新たに導入、効率化が図られる。
河内地区では午前三台、午後二台のデマンドタクシーが一時間ごとに運行されているが、実験ではこれに午前、午後にそれぞれ二台が加わり、三十分ごとに運行される。
実験は六月九日までで、利用者にアンケートを行った後、さらに八月に二回目の実証実験を予定している。六月からは、清原地区でも実証実験を行う。
市交通政策課の担当者は「システムは、利用者への利便性と、タクシー会社の効率化の二つのメリットがある」と話している。
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デマンドタクシー ウェブで予約・配車 24時間対応 最短コース自動選定 - 東京新聞
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