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入院時「陰性」患者から感染しクラスター発生か 札幌の病院 - NHK NEWS WEB

小谷医師がクラスターの発生を疑うきっかけとなったのは、11月6日、休暇中の看護師2人からの体調の異常を訴える連絡でした。

2人は同じ病棟で勤務していて、連絡の4日前の先月2日から休暇をとっていましたが、1人は、「微熱とせきがある」と話し、もう1人は、「胃がむかむかする」と訴えました。

このうち、微熱とせきがあった看護師が、連絡があった翌日の11月7日に「嗅覚に異常がある」と新たに訴えたため、小谷医師は、新型コロナウイルスの感染を強く疑うようになります。

そして、この看護師と胃の異常を訴えた看護師にPCR検査を行ったところ、2人ともに感染が確認され、さらに、▼この2人と接触した患者と▼同じ病棟で体調に少しでも異常があるスタッフなど、あわせて16人のうち7人が、検査で「陽性」となりました。

病棟で一定程度、感染が広がっていると疑うようになった小谷医師は、▼病棟のすべてのスタッフと、▼接触の可能性がある患者を、退院した人も含めて洗い出し、検査することを決めます。

このときに強く意識させられたのは、新型コロナウイルスの潜伏期間だといいます。

検査のタイミングによっては、感染していても「陰性」と出る可能性があるということで、それぞれのスタッフや患者が看護師2人と接触した日などから、検査を行う最も適切なタイミングを割り出していきました。

その過程で、潜伏期間から逆算すると最も早い時期に感染していた可能性が浮かび上がったのが、ことし10月下旬に3日間、別の病気で入院していた患者でした。

この患者は、入院するときに行ったPCR検査では「陰性」でしたが、入院から2週間ほどたった11月10日に行った検査で、感染が判明しました。

また、最初に体調の異常を訴えた看護師2人が、▼10月下旬にいずれもこの患者を担当し、▼この患者と接触してからおよそ10日たった11月6日に症状が確認されていて、さらに、▼感染が確認されたあわせて16人の互いとの接触の状況や症状の記録などを調べた結果、この患者から感染が広がった可能性が高いとしています。

小谷医師は、「入院時の検査で陰性でもウイルスに感染している可能性を考えて、対策を取らなければならないことを、今回の経験を通してあらためて学んだ」と話しています。

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December 07, 2020 at 05:03PM
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