江戸時代から昭和までの漫画の変遷を紹介する「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ」展が、墨田区のすみだ北斎美術館(亀沢2)で開かれている。日本の漫画表現の出発点を印刷文化が発展した江戸時代の風刺表現「戯画」とし、葛飾北斎などの浮世絵を通して、日本漫画の表現の移り変わりを紹介する。 (砂上麻子)
浮世絵の戯画は、幕府の改革、幕末の動乱、庶民の日常などさまざまな事柄を愉快に、時に辛らつに伝えている。
葛飾北斎や歌川国芳、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)ら多くの絵師の作品が人気を集めた。会場には、北斎や国芳らの浮世絵や明治時代の漫画雑誌など二百七十点を展示している。
北斎の代表作の一つ「北斎漫画」ではコマ表現やキャラクターの個性を感じる描写が多く確認できる。漫画で気持ちや言葉を伝える「吹き出し」も浮世絵に使われており、歌川芳藤の「心夢吉凶鏡(こころのゆめよしあしかがみ)」には、歌舞伎を見たい「目のよく(欲)」などの欲求が吹き出しで描かれている。
明治時代には海外の影響を受け、時事テーマを紹介する漫画雑誌が登場。チャールズ・ワーグマンの「THE JAPAN PUNCH」をはじめとした漫画雑誌が紹介されている。
美術館の担当者は「現代にも受け継がれる漫画のルーツを知ってほしい」と呼び掛けている。
来年一月二十四日まで。会期中は、前期、中期、後期に分け、作品の一部を入れ替える。月曜と、年末年始(十二月二十九日〜一月一日)は休館。問い合わせは、すみだ北斎美術館=電03(6658)8936=へ。
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