
■台湾は香港の人々に必要な援助を提供する 「台湾は香港の人々に必要な援助を提供する」 【この記事の画像を見る】 台湾の蔡英文総統が自身のフェイスブックにこう書きこんだのは5月24日。中国が全人代で採択した「国家安全法」を香港にも適用するのではないかという懸念に対し、香港で大規模なデモが起きたさなかの事だった。 国際金融センターとしてヒト・モノ・カネが集まる拠点でもある香港が政治的に自由を失うことになれば、経済活動そのものも制限される。ヒトとカネの流出はすでに始まっている、との報道もある。すでに2020年1月から4月の間に香港から台湾に移住した人は2383人と、前年同期比150%増加したという公式統計もある。蔡英文の表明は、台湾がそうした香港からの流出の受け皿として手を挙げたことにもなる。
■なぜ台湾をリスクを犯して支援するのか 一般に台湾の野党である国民党は中国寄り、大陸寄りとされるが、香港への支援については「より実効性のある支援をすべきだ」と声をあげているという。 中国の統治下にある香港の情勢に台湾が物を申すことは、中国・習近平主席を大いに刺激する。すでに各国の香港への言及に中国当局は「内政干渉だ」と非難を浴びせている状況下で、台湾にとってはかなりリスクの高い支援の申し出だ。それを知っての表明からは、「中国とは違う自由民主主義国・台湾」を強調したい蔡英文の強い意志が見て取れる。 蔡英文は2020年1月11日の総統選挙で勝利し、現在2期目に突入、コロナ対応でも国民の支持を得ており、体制は盤石に見える。総統選挙での大勝は「香港のおかげ」であり「習近平のオウンゴール」という声も聞かれるように、2019年6月から始まった香港デモを力でねじ伏せる北京の手法が、「中国に屈しない」との方針を掲げる蔡英文を大いに助ける格好になった。 ■中国を前に台湾と香港の距離が縮まった皮肉 「今日の香港、明日の台湾」という言葉も生まれた現在、台湾と香港は中国の大陸政権を共通の敵として、歴史上、最も近しい関係にあると言える。特に両国を結び付けたのが2014年に香港・台湾で起きたデモで、香港では雨傘革命、台湾ではひまわり運動と言われる、いずれも中国との距離を問う(対中接近を拒絶する)運動だった。 かつては「台湾より香港の方が国際的(香港人)」「香港は狭くて三日で飽きる(台湾人)」と言い合うなど「よそよそしい雰囲気」(野嶋剛「共鳴する香港と台湾」、『香港危機の深層』所収)さえあったという香港と台湾だが、伸長する中国を前に両者の距離が縮まったのは皮肉な話でもある。
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June 18, 2020 at 10:46AM
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四面楚歌の中国・習近平…香港からヒトとカネの大流出が始まってしまった(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
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