2020/05/10 05:03 ウェザーニュース
今では当たり前のように、お母さんにカーネーションをあげたり、プレゼントを渡したりしていますが、そもそも母の日はどのように始まったのか知っていますか?
今回は母の日の起源やカーネーションのちょっとした豆知識をご紹介します。
アンナ・ジャービスという少女は、亡くなった母のために教会で追悼式を行いました。祭壇には、アンナの母が好きだった白いカーネーションを飾り、式に参加してくれた人たちにも白いカーネーションを配ったといいます。
大好きだった母の死をきっかけに「みんなにも自分のお母さんを敬い、感謝する機会をもって欲しい」と考え、母の日を制定してもらうことを提案しました。
生前、アンナの母親は社会活動家として、戦争による負傷兵を看護したり、病気や貧しい人のために尽力していた背景もあり、多くの人がアンナの提案した母の日に賛同したのです。
そこで、追悼式を行った5月の第2日曜日を正式に母の日とし、カーネーションを贈る習慣が始まりました。
母の日があまり普及しない現状を見て「もっと国民に広げたい!」と立ち上がったのは、なんと大手お菓子メーカーの森永製菓。お母さんを喜ばせるべく様々なイベントを開催し、母の日は徐々に全国へと浸透していきました。
その後、3月6日だった母の日は、アメリカにならって5月の第2日曜日となり、今現在の母の日が形成されました。
【韓国】
5月8日に「父母の日」というものがあります。母の日と父の日を分ける日本とは違って、一緒にお祝いするようです。
【タイ】
国王妃の誕生日である8月12日が母の日とされています。お母さんに贈る花はジャスミンが多いとのこと。
【オーストラリア】
オーストラリアも日本と同じく5月の第2日曜日を母の日としています。ただ、お母さんに贈る花は菊の花だそうです。
【ハンガリー】
ハンガリーでは、母の日ではなく、女性の日というものが制定されています。お母さんだけではなく、全ての女性が祝われる対象となります。
【フィンランド】
フィンランドも5月の第2日曜日が母の日です。お母さんに贈る花としては、バラやヴォッコと呼ばれる白くて可愛らしい花。また、お父さんや子どもたちが朝食を作って、寝ているお母さんのベッドまで運んであげるという特徴的な習慣があるようです。
お母さんの好きな色で選んであげるのも良いですが、それぞれのカーネーションに込められたメッセージにも注目してみませんか。
上の図を見ると、やはり定番の赤やピンクは母の日にピッタリと言えますね。
比較的前向きなメッセージが多いですが、少し気をつけたいのが黄色のカーネーション。ネガティブな意味合いがあるので、花言葉を気にする方はちょっと避けたほうが良いかもしれません。
高いプレゼントでなくても、立派な花束でなくても、そこに「いつもありがとう」というあなたの感謝の気持ちが添えられていれば、お母さんはどんなものでもきっと喜んでくれますよ。
ぜひささやかでも良いので、きちんと母の日をお祝いしてあげてくださいね。
【参考・参照元】
楽天市場HP「母の日はいつ?由来・意味を知る 母の日は毎年5月の第2日曜日」https://ift.tt/35LOHD2
森永製菓株式会社HP「森永ミュージアム」https://ift.tt/2WFc50R
株式会社日比谷花壇HP「世界の母の日」https://ift.tt/2Lgf1Mo
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May 10, 2020 at 03:14AM
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