【バンコク=岸本まりみ】ラオス政府は1日、4日から外出禁止令を解き、レストランやショッピングセンターなどの営業再開を認めると発表した。19日連続で新型コロナウイルスの新規感染者ゼロの状況が続いており、経済活動を再開する環境が整ったと判断した。一方で「新規感染があった場合には厳格な対策を再開する」として、国民に感染予防の徹底を呼びかけている。
ビエンチャンの観光名所となっている寺院「タート・ルアン」（2017年）
4日からマスクの着用や1メートル以上の社会的距離（ソーシャルディスタンス）の確保など感染対策を万全にすることを条件に市民の外出を認める。ただ、県境を越える移動については引き続き禁じる。
レストランやショッピングモール、美容院、自動車修理店などについても営業再開を認めた。オフィスについてはシフト制勤務を条件とする。
一方でビアガーデンやバー、映画館、マッサージ店、カジノなどの娯楽施設、屋内型のスポーツ施設、サッカーなど団体競技の屋外スポーツ施設については閉鎖を続ける。
今回の措置の期限は17日まで。ラオス政府は「緩和は一時的措置」とし、2つ以上の県で新規感染が確認された場合にはより厳格な都市封鎖（ロックダウン）に戻すとしている。
ラオスではこれまでに19人の感染が確認された。ラオス政府は国内でウイルスが広がらないように、3月18日にすべての外国人への観光ビザ（査証）の発給を停止し、娯楽施設などの封鎖に踏み切っていた。さらに3月30日から通院や生活必需品の買い物などを除く外出を禁じ、4月15日には同措置を5月3日まで延長していた。
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May 01, 2020 at 10:58PM
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新型コロナ:ラオス、4日から経済封鎖を緩和 新規感染ゼロ続き - 日本経済新聞
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