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緊急事態宣言拡大から2週間|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

政府の「緊急事態宣言」が全国に拡大され、北海道などが重点的に感染拡大防止に取り組む地域と位置づけられてから30日で2週間になります。
この間も道内での感染拡大は札幌市を中心に厳しさを増しています。
なぜ感染拡大が続くのか、市街地の人出のデータに1つのカギがありました。

【札幌市内では不安の声が】
道内では、札幌市を中心として歯止めがかかっていない感染者数の増加。
こうした状況について札幌市の中心部で話を聞いてみました。
営業職の女性は「どこに行っても感染するかもしれないという不安がつきまとい、神経質になっている」と心配していました。
また、50代の会社員の男性は感染者数が減らないことに対し、「引き続き1人1人が努力するしかない。今は我慢するしかないと思う」と話していて、総じて不安な様子でした。
その一方で、70代の男性からは「4月の始めころに自粛への気持ちが緩んだことがこの結果を生み出したのではないか」という声もありました。

【地下鉄の状況にカギが】
減らない感染者。その理由をうかがわせるのが、札幌市営地下鉄のデータです。
札幌市交通局は、市営地下鉄の朝の混雑状況について、3月9日から毎週、色分けで示しています。
それによりますと、宣言が拡大される前の4月6日から10日には、乗車率120%から140%を示す「黄色」の表示が多くみられます。
この乗車率は、座席が全て埋まり、つり革や手すりもすべて使われているうえに、ドア付近にも十数名が立っている混雑状態を示しているということです。
例えば、東西線の「宮の沢」駅行きでは、この期間、午前8時から9時までは、「菊水」駅から「バスセンター前」駅にかけて黄色の表示が目立ちます。
この状況について、ウイルス学が専門の北海道医療大学の岡崎克則教授は、「4月初めごろの朝の地下鉄の乗車率をみると高くなっている時間帯があり、外出を自粛できていたとは言えない状況だ。この状況が現在の感染者の増加につながっているのではないか」と分析しました。

【「宣言」拡大のあとは?】
それでは宣言が拡大されたあとはどうでしょうか。
4月20日から24日になると、混雑を示す表示はまったくなくなり、外出を自粛した結果、混雑が緩和したことがうかがえます。
別のデータもあります。
NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護して全国の47都道府県の人手のデータをまとめています。
このうち、JR札幌駅周辺の人出を感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比較すると、宣言が拡大されたあとの4月18日以降、大幅に減っています。
平日はおおむね5割程度、休日は7割程度の減少で、日がたつにつれて徐々に減少の幅が大きくなってきています。
北海道医療大学の岡崎教授は、「緊急事態宣言の対象が拡大されてからは乗車率は下がっていて、外出を控える動きが見られる」と評価しました。
その上で、今後について、「感染経路が分からない『市中感染』を減らすことが最も重要で、そのためには道民一人ひとりが行動を変えて外出を減らし、人と接触しないことが求められる。緊急事態宣言の期限である5月6日までの残りの期間をどのように取り組むかが今後の感染者の推移を大きく左右する」と話していました。

【大型連休中の行動が問われる】
新型コロナウイルスの標準的な潜伏期間から考えて新たな感染者の増減は、2週間前に何が起きていたかを示すと言われています。
最近のデータでは道内の多くの地点で人出が抑えられてきていることがうかがえます。
そのさきの感染の拡大を防ぐことができるかどうかは、この週末から本格的に始まる大型連休に、私たちがどれだけ意識を持って過ごせるかが重要なポイントになりそうです。

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April 30, 2020 at 04:56PM
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