英国のノーザンプトンで1829年に創業し、190年以上たった今も、伝統の製法にのっとった革靴「トリッカーズ」を自社工場で生産し続ける。日本市場は、靴輸入卸のGMTをビジネスパートナーに、長く安定した供給を続けてきた。
(須田渉美)
革靴を取り巻く環境は変化していますが、私たちのノーザンプトンの工場は変わらず稼働し続けています。コロナ禍によって、1週間の生産数は800足ほどに抑えていましたが、24年以降は19年の水準の1000足に戻したいと考えています。
この間のエネルギーコストの上昇によって、世界中のあらゆるものの価格が上昇し、革靴も一段と高価になりました。業界では、従来のような革のクオリティーを維持することが難しいといった課題もあります。
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