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靴、皮革の祭典「オーラウンド」が大阪・浪速区、西成区で11月初開催 西の革靴のまちを目指して - 繊研新聞

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靴、皮革の街をアピールする

 大阪市の浪速区、西成区は古くから皮革産業が発展し、婦人革靴の産地を形成する。しかし、その存在は一般にはあまり知られることなく、産地としては厳しい状況が続いている。そこで、地域住民、地元の学校や商店街も巻き込んだ靴と皮革の祭典「O-ROUND」(オーラウンド)が11月、初めて開催されることになった。これを足掛かりに人や企業が結ばれ、新たな地場産業を生み出すことを目的とする。

(古川富雄)

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 オーラウンド開催のきっかけになったのは昨年、東京・浅草地区の革と物作りの祭典「エーラウンド」にエスペランサ靴学院が出展したこと。同学院の大山一哲学院長は「大阪に移転したことを知らない人が多いと知った」。大阪で靴が作られていることを知らない人も多いため、「大阪でもおもしろいイベントをやる必要がある」と考えた。エーラウンドと連携し、経済産業省の補助金対象事業としてオーラウンドを実施することにした。靴卸、ロカシューの社長でもある大山さんを代表者とする実行委員会が猛スピートで内容を詰めている。

靴、皮革の街をアピールする祭典「オーラウンド」のチラシ

 オーラウンドの目的は①浪速区、西成区に点在する靴、皮革企業を大阪の地場産業として一つにまとめ、認知度を上げる②地域内の産業ネットワークを再構築し、次代の変化に対応する地場産業に進化させる——こと。イベントは11月4、5日、西成製靴塾、エスペランサ靴学院、JR芦原橋駅高架下、YOLOBASEの4カ所を会場とする。出店45、賛同・協力者200人、来場者1万人を見込む。

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