織物製造の細川機業(富山県上市町正印、細川泰郎社長)は7月、天然藍で手染めした和紙布(わしふ)を使った靴を発売した。「藍染め屋aiya」の南部歩美さん(魚津市)との協業で、吸水速乾性に優れた和紙由来の素材を涼しげな風合いに仕上げ、夏にぴったりの一足としてPRしている。
細川機業は2015年から和紙布織物に取り組み、18年に自社製品ブランド「オリガミクス」を設立した。「素足でもさらっと履ける」をコンセプトに看板商品となる靴を開発。靴ひもがなく脱ぎ履きしやすい「スリッポン」タイプで、デザインの幅を広げてきた。
新色は南部さんが化学薬品を一切使わず生地1枚ずつ手染めした。デニムのような無地の「ソリッド」と群雲柄の「クラウド」の2種があり、価格は1万7600円。細川機業の電子商取引(EC)サイトで販売している。
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