高級紳士靴「ジョンロブ」日本市場、22年はコロナ前を上回る - 繊研新聞

人気の定番モデルのソールを履き心地の柔らかい軽量ラバーにして固定客の「もう一足」需要を喚起している

　高級紳士靴の「ジョンロブ」の日本での販売が好調だ。コロナ禍に突入した20年こそ数字を落としたが、22年はピークの19年を上回り、23年も前年超えのペースで推移している。人気の高い定番モデルがあるほか、日本特有のニーズに合わせた商品やサービスを次々と出すことで、顧客を飽きさせず、新規客もつかんでいる。

　19世紀に創業した老舗靴メーカーで、76年にエルメスグループ傘下となった。その後の既製靴は、高品質の皮革と優れた職人の技術が生み出すシルエットの良さが評価され、現在も高級紳士靴のトップブランドだ。日本には直営6店があり、百貨店や専門店でも販売している。

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