雨の日の外出は靴やバッグ選びが悩ましい。
濡れても平気なアイテムをそれほど持っていないから、梅雨時はファッションがマンネリ化しがちだ。
レザーや布地に使える防水スプレー
ファマコ エコプロテクト 税込2310円。
撮影：大塚吏恵
この防水スプレーに出合って、雨の日のファッションの選択肢が広がった。
｢FAMACO（ファマコ）｣はフランスで創業した歴史あるシューケア用品メーカー。フランスの経済産業省（経済・財務省）から、高い技術力により高品質な商品を製造する企業として認定されている信頼度の高いブランドだ。
今回購入したエコプロテクトは、皮革製品や布地に使える防水スプレー。
一般的なレザーの他、スエードやベロアなどの起毛皮革、布地、キャンバス素材にも使える。靴だけでなくバッグなどの小物、ジャケットにも使用可能だ。
ミストで手軽にケアできる
撮影：大塚吏恵
早速、スエード素材のパンプスから試してみる。レザーの靴は、濡れると中に水が染みてくるだけでなく乾いた後もシミになって残る。
さっと表面の汚れを落とした後に、容器を軽く振り15cmほど離して全体に吹きかける。
ミストを数回吹きかけるだけだから、1分もかからないし、手も汚れない。
表面が完全に乾いたら準備完了。アイテムや環境にもよるが、1時間ほど放置すれば乾いた。着用する前日の夜にサッとお手入れしておけば問題ないだろう。
撮影：大塚吏恵
効果を試すために、水を吹きかけてみた。
水分は染み込むことなく、表面で弾かれた。パンプスを軽く振ったら、水分は玉状のまま落ちていった。
濡れても乾きが早い
撮影：大塚吏恵
スニーカーでも試してみる。
ミストタイプだから、スプレーすると局所的にかかってしまうのがやや難点だ。容器を動かしながらスプレーすると、満遍なくミストを吹きかけられる。
雨が滲みやすいメッシュ部分を中心に吹きかけた。何回か繰り返すと効果的とのことで、表面が乾いてから再度スプレーし、一晩放置する。
撮影：大塚吏恵
シュッと一吹きするだけで、普段使いのアイテムが防水仕様に早変わりした。
濡れても中に染みることはなく乾きが早い。小雨程度なら問題なく履くことができそうだ。
雨に濡れても傘を振り払えば、ほとんどの水分は落ちる。おかげで濡れた傘を電車の中や室内に持ち込む小さなストレスから解放された。
自然に分解される成分を使用
エコプロテクトに含まれる成分は水、アルコール、樹脂のみ。その大部分が、一定期間で微生物によって自然と無害なものに分解されるという。
撥水加工に使われることが多いPFOSやPFOAのような有機フッ素化合物は使われていない。これらの化合物は、分解されることなく雨や水などを通じて、人、動物、環境に蓄積していくため｢永遠に残る化学物質｣とも呼ばれている。
マイクロプラスチックと同様に、さまざまな化学物質を含み、環境に広くはびこるため、その長期的な健康への影響全てを特定することは難しいのだそう。
汚れも防いで持ち物を長く大切に
エコプロテクトさえあればいつものアイテムがあっという間に防水仕様になる。これなら雨の日用グッズを増やさなくてすみそうだ。
キャンバス地のトートバッグにもスプレー。水をかけたら弾いてくれた。
撮影：大塚吏恵
さらに、防汚効果もあるから、雨だけでなく汚れを防げるのもありがたい。普段から持ち物のケアに防水スプレーを取り入れることで、愛用の品をより長く使い続けることができる。
梅雨入り前にじゃんじゃんスプレーして、雨の日でもファッションを楽しみたい！
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