- 背景と今後の展望
上質な素材を使い丁寧な技術でつくられた革靴は、正しい手入れを続ければ20年以上でも履き続けることができます。「三陽山長」はこれまで日本の高い技術力を活かし、長く受け継がれる革靴をつくり販売してきました。多くのお客さまに手入れをしながら長年ご愛用いただく中、年齢や生活スタイルの変化によって”履く機会がなくなった”というお客さまもおり、愛着ある履かなくなった革靴を処分せずに保管している、というお客さまもいるという現状もありました。
また、障がいある若者たちを靴磨き・靴修理職人に育成している(株)革靴をはいた猫においては、職人になるための修練には様々な形状・素材・色・状態の革靴を数多く手入れする経験が欠かせないものの、より高い技術が求められる高級な革靴を磨く機会は限られてしまうという課題がありました。
そこで両社が提携し、当社がお客さまに不用となった「三陽山長」の革靴の寄付を募り、(株)革靴をはいた猫に修練用として提供することで、「三陽山長」の靴のライフサイクルを拡げながら、障がいある若者の一流の職人としての経験を積む機会を増やす、というふたつの社会課題に貢献することを目指す「三陽山長をはいた猫」プロジェクトを立ち上げることとなりました。
~今後の展望~
今後は、寄付していただいた「三陽山長」の革靴を、(株)革靴をはいた猫の職人が手入れをしたのち、一定の品質基準を設定したうえで、(株)革靴をはいた猫をとおして認定中古靴として新たなお客さまに受け継いでいく仕組みも検討してまいります。
- プロジェクト概要
「三陽山長をはいた猫」プロジェクト 第一弾
~ 家に眠る「三陽山長」の革靴を募集 ~
募集期間 | 2022年12月16日(金)~2023年1月31日(火) |
実施概要/目的 | お客さまへ履かなくなった「三陽山長」の革靴の寄付を募り、集まった革靴を(株)革靴をはいた猫へ靴磨き・靴修理の修練用として提供することで、障がいある若者を靴磨き・靴修理職人に育成することを支援します。 |
実施店舗 | 「三陽山長」 直営4店舗 東京・・・・日本橋髙島屋S.C.店、東京ミッドタウン日比谷店、玉川髙島屋S・C店 名古屋・・・ミッドランドスクエア店 |
対象製品 | 「三陽山長」グッドイヤーウェルト製法(※1)の革靴(サンダル、スニーカー除く) |
寄付特典 | 「三陽山長」直営店で使用可能な3,300円相当のリペアチケットを贈呈 (LINEクーポン) |
寄付目標 | 100足 |
※1)グッドイヤーウェルト製法:靴の中底にアッパーを吊り込み、ウェルトと呼ばれる棒状の革を巻きつけながら縫い付け、最後にウェルトとアウトソールを縫い付ける製法。
- プロジェクト担当者コメント
【三陽商会 事業本部 コーポレートブランドビジネス部 コーポレートブランド課 課長 猿渡伸平】
2001年のブランド立ち上げ以来、「三陽山長」は日本の革靴職人たちと連携し、長く愛される上質な一足をつくり続け、累計10万足近い革靴を送り出してきました。多くのお客さまが何年にもわたり長く履き続けてくださっていますが、中には年齢や生活スタイルの変化によって履かなくなった革靴を大切に手元に保管してくださっているお客さまもおられます。お客さまからも、”売りたいわけでもないが、捨てるのは忍びない“、といったお声を多数いただいていました。そこで、大切にしていただいている「三陽山長」の革靴を、今回のプロジェクトによって責任を持ってお引き取りし、靴磨き・靴修理職人の育成に活かしていくことで、「三陽山長」にとっても”長く受け継ぐ靴づくり“のコンセプトに沿いながら、社会貢献にも繋がるトレードオンな取り組みにしたいと考えています。
【(株)革靴をはいた猫 代表取締役社長 魚見航大 氏】
私たちはこれまで社内で技術を高め合いながら、お客さまが大切にされている革靴を磨いてきました。一人前の職人になってからは高級な革靴を扱わせていただく機会もありますが、職人の育成段階においては、その経験を積ませることが限定的にならざるを得ない課題がありました。今回、日本を代表する紳士靴ブランドの「三陽山長」とのプロジェクトによって、その経験を積むことができることはもとより、新たな広がりが生まれる可能性に期待を持っています。そして、「三陽山長」としての厳しいチェックを受けられることも貴重な機会であり、それに応えることで安定して高品質なサービスを提供できる職人を1人でも多く育てることに繋げていきたいと考えています。
- (株)革靴をはいた猫 について
(株)革靴をはいた猫の代表である魚見氏の大学生時代、学内にある障がいある若者と学生が共に働くカフェでの活動において、“障がいの有無に関わらず人に喜びを与えられる仕事を通して、誰もが成長して自立できること” を目的に靴磨き事業を始め、大学卒業と同時に起業。当初はホテルや企業に出張して靴磨きをしていたが、現在は京都市役所のそばに位置する路面店と大丸京都店に出店し、カフェ時代からのメンバー含め育成した4人の職人とともに年間5000足の靴磨きや靴修理を行なっている。
更なる靴職人の育成には様々な形態、状態の革靴を磨く経験が必要なため、2021年から修練用に履かなくなった靴を寄付してもらう「手放す貢献プロジェクト」を大丸京都店の協力を得て実施し、現在も継続中。
株式会社革靴をはいた猫
代表取締役:魚見 航大(うおみ・こうた)
設立:2017年3月15日
本社所在地:京都府京都市中京区亀屋町370-1 サンルミ御池1階
■「革靴をはいた猫」 公式WEBサイト https://kawaneko39.com/
- 三陽山長(さんようやまちょう)について
「品質本位」を信条に世界最良の素材を駆使し、熟練の職人による質の高い製品を提案する日本発高級紳士靴ブランド。
対象:メンズ
主な価格帯:靴(既製品)¥19,800~¥176,000、靴(パターンオーダー)¥102,300~、ベルト¥16,500~¥33,000、シューケア¥440~¥49,500
販路:直営店、百貨店、ファッションビル、EC
ブランド開始:2001年
■「三陽山長」 公式WEBサイト http://www.sanyoyamacho.com/
■「三陽山長」 公式SNSアカウント
Instagram:https://www.instagram.com/sanyoyamacho/
Twitter:https://twitter.com/SANYOYAMACHO_PR
Facebook:https://www.facebook.com/sanyoyamacho
YouTube:https://www.youtube.com/user/sanyoyamacho/featured
- 参考データ:(株)革靴をはいた猫 来店者調査(2020年8月実施)
(いずれもn=78)
以上
Bagikan Berita Ini
0 Response to "【紳士靴ブランド「三陽山長」】不用な革靴を募り、障がいある若者への靴磨き・靴修理職人育成を支援。「三陽山長をはいた猫」プロジェクトをスタート - PR TIMES"
Post a Comment