証券大手の大和証券グループは、来月から就業時間中は社員に禁煙を求めることを決めました。在宅勤務をしている社員も対象にするとしていて、企業の間で社員の健康の維持と生産性の向上を図ろうという動きが広がっています。
大和証券グループは、国内の拠点で働く社員およそ1万3000人を対象に、来月から、昼の休憩時間を除き、就業時間中は禁煙を求めることを決めました。
現在、たばこを吸う社員の割合はおよそ2割に上るということですが、オフィスや店舗などにある喫煙室はすべて廃止し、在宅勤務をしている時にも対象になるとしています。
会社では、社員の健康の維持とともに生産性の向上を目指したいとしていて、社員が禁煙パッチと呼ばれる貼り薬などを購入する費用を補助するほか、社員向けに行っている禁煙外来についても周知していくとしています。
同様の取り組みは同じ証券大手の野村ホールディングスのほか、流通大手のイオンや食品メーカーの味の素などでも導入されていて、全面的な禁煙を求めることで社員の健康維持と生産性の向上を図ろうという動きが広がっています。
大和証券グループ 就業時間中は禁煙に 在宅勤務の社員も対象 - NHK NEWS WEB
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