
「健康的な食生活」と聞くと、食べる量が適切で栄養バランスの良い食事をイメージする人が多いのではないだろうか。しかし、「何をどのくらい食べるか」だけでなく、食べない時間帯を設けることも重要であると指摘する論文が発表された。米ソーク研究所のSatchidananda Panda氏らの研究結果であり、1日24時間の中で食事を取る時間枠を限定した食生活を維持することで、糖尿病や心臓病などの慢性疾患の予防と治療に役立つ可能性があるという。詳細は、「Endocrine Reviews」に9月22日掲載された。
論文の上席著者であるPanda氏は、「体重を減らして健康的なライフスタイルを送りたいと考えている人は、食べる物だけでなく食べる時間にも、もっと注意を払う必要がある。摂取時間帯に制限を設ける食事スタイルは、摂取エネルギー量を細かく計算する必要がなく、精神的な負担が軽くなる。分かりやすくて効果的な食事戦略だ」と語っている。また、「時間制限食などの断続的断食は、睡眠と生活の質(QOL)の改善につながり、さらにそれだけでなく、肥満や糖尿病、心臓病のリスクを減らすことができる」とのことだ。
日12時間未満の「時間制限食」で、糖尿病や心臓病のリスクが低下する - ダイヤモンド・オンライン
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