
コロナ禍での生活で、小中学生の睡眠時間が減少していることが堺市教育委員会の調査でわかった。市教委は、長引く外出自粛でスマホの利用時間が増え、夜更かしにつながっていると分析。児童生徒に配布するタブレット端末に、就寝時刻を記録させると生活改善の助言が得られるAIアプリを導入し、指導に乗り出している。
調査は昨年12月に実施。市内の全小中学校135校の小4~中2の約3万4000人を対象に、日々の就寝時刻を尋ねた。
その結果、「午後11時までに就寝する」と答えた割合は、中2で33・3%と前年より4・5ポイント減り、中1も48・3%で5・2ポイント減った。小6~小4でも同様で、学年が上がるほど減少幅が大きくなる傾向があった。
関連して、適切な睡眠で生活を整える「睡眠教育(眠育)」に取り組むモデル校3校で今年6~7月、児童生徒の1日の平均ネット使用時間(学習を除く)を調べたところ、小学生は1時間58分でコロナ禍前の2019年より約30分増加、中学生は2時間52分で約40分延びていた。
市教委は「巣ごもり生活」でスマホゲームなどをする習慣ができ、睡眠が減ったと分析。全小中学生に配布している学習用タブレットに眠育アプリを導入し、就寝、起床、朝食の時刻など8項目を入力すると、AIが生活リズムの改善方法を助言する仕組みを整え、改善を指導している。モデル校の一つの市立三原台小はアプリへの記録などを基に、児童と保護者に個別面談も実施している。
市教委の木田哲生指導主事は「親も『外出できないので』とゲームを黙認しがち。睡眠不足は学力低下や遅刻、不登校につながる。まず就寝前1時間は画面を見ないといった取り組みから始めてほしい」と話している。
夜更かし増える小中学生、長引く外出自粛でスマホ利用時間も増える…睡眠時間が減少(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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