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人生の悩みに朝活 時間・リスク・人間関係をチェック|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞

早起きして様々な活動をすることが「朝活」と呼ばれるようになって10年以上たちました。朝の時間を活用すると、仕事とプライベートの活動のどちらにエネルギーを費やすべきかなど、決断に時間がかかることもスッキリ優先順位をつけることができます。今回は未婚女性に多くみられる次のような悩みの解決法について解説します。

Q. 仕事をどんどん任されるようになって今が勝負どき。仕事でなんとしても結果を出したいけれど、子供が産める年齢を考えると婚活もあきらめたくありません。どちらを優先すべきでしょうか?

A. 今、自分がどこに力を入れるかの優先順位づけは、自分がどの「志向」を持っているかによって大きく変わります。そこを朝活で深めてみてはいかがでしょうか。

最適な優先順位づけは「朝活」で身につけることができる

仕事で結果を出したい、今が勝負どきだ。でも、婚活も子供が産める年齢を考えると、同じく今が勝負どき。どれが大事かなんて、とても選べない……。このように、同じ土俵で比べることができない「大切なこと」に優先順位をつけるのはとても難しいことです。

婚活に限らず、出世することでプライベートの時間が減ってしまうと考えたり、昇進の打診があっても「自分には荷が重い」と引き受けるのをちゅうちょしたりと、仕事とプライベートの区分けに悩む人は多いです。

人生に関わる大きな決断に迫られている人にこそ「朝1時間」の活用をおすすめします。理由があります。普段よりも1時間早起きしようとすると、おのずと日々の時間の使い方を見直し、優先順位をつけざるを得ない状態になるからです。大きな決断の正否は実は、日々の小さな決断の積み重ねにあります。自分は何を大切に思っていて、どんな人生を歩みたいのか。それを見極められるかどうかは、「とりあえず」「念のため」となんとなくやり過ごしている日々の小さなことを「本当に必要かな?」の視点で見直し、どの時間をやめ、どの時間を作るかにかかっています。

また、冒頭のような「婚活か仕事か、どちらに力を入れるべきか」といった人生の岐路に関わるような大きな選択は、決めるのに時間がかかるのでつい考えることを後回しにしがちです。「たっぷり時間があるときに考えよう」と思っているうちに時間はどんどん過ぎてしまいます。

夜考えようと思っても、日々の疲れがたまっていると面倒になってきてしまいますし、疲れた頭で考えると「私には『仕事も結婚も』なんて無理なんじゃないか」といったようなネガティブな考えに襲われることもあります。朝、業務に取り掛かる前の1時間を、誰にも邪魔されない自分だけのゴールデンタイムと位置づけましょう。本当はしっかり考えなければいけないけれど、後回しにしていたことを「朝1時間」で考えることができれば、時系列順、思いついた順、言われた順、期待に応える順に物事を進めてしまう悩みともサヨナラできます。

「朝1時間」で自分の志向をチェックしてみよう

では、「朝1時間」を具体的にどう使えばよいでしょうか。今回提案するのは「時間×リスク許容度+人間関係」の軸で、今のあなたはどういう働き方を望んでいるのかを知る方法です。

次に示す図は「時間×リスク許容度+人間関係」を図にしたものです。横軸が時間に対する許容度(オンオフの境目をきっちりしたいか、そうでないか)、縦軸がリスク許容度(多少のリスクがあってもいいか、安全安心がいいか)です。ブルーの背景の3つの型(個人主義型・チームプレー型・臨機応変型)は、仕事における人間関係のスタンスを示しています。

この図では、自分の志向を大きく4つに分けています。それぞれの大まかな特徴は次のようなものです。

・ワーク&ワーク志向:朝から晩まで仕事のことを考えていても苦にならない。むしろワクワクする/会社の目標と自分の目標を同じように考えることができる
・ワーク&プライベート志向:業務時間中は頑張るが、業務時間外は仕事に充てたくない。自分の趣味や好きなことに時間を使いたい
・ワーク&セカンドジョブ志向:業務時間を過ぎたあと、他の仕事をすることに抵抗はない/今の仕事でのスキルが他で通用するか試してみたい
・ワーク&インベスト志向:大きな目標のためなら一時的に収入減になってもいい/最小の努力で最大の効果を得たい

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