
フランス人は「受けない」人が多いと聞いていたので、驚いた。最近は政府の積極的な呼び掛けで希望者が激増したそうだ。優先するのは警察官やバスの運転手のほか、レジ係、ホテル従業員など対面接触が多い仕事で教師も入る。彼女も受けて「安心した」という。
同国では全人口の3分の1ほどが1次接種を終えた状況。やっと1割を超えて先進国では最下位の日本としてはうらやましいが、ここに来て接種のスピードが加速している。本県では高齢者向けが7月中には完了する見通しがたった。政府は今月下旬、職場接種も始める。
ただ、自治体間の格差に加えて、大企業先行への批判も起きそうで、一般の人がいつ、どこで接種できるかは不透明のままだ。集団免疫の獲得には人口の大多数が抗体を獲得する必要があるとされ、来月開幕する東京五輪には間に合いそうもないが、政府としては接種率を少しでも高めたいだろう。
県民にとって同じく心配なのが、本県で7月3日に開催する国民文化祭(国文祭)と全国障害者芸術・文化祭(芸文祭)だ。少しでも接種が進んで安全・安心な環境ができるといい。時間との勝負。「時の記念日」に、あらためて迅速なワクチンの普及を求めたい。
時間との勝負 - Miyanichi e-press - 宮崎日日新聞
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