
さいたま市大宮区のインターネットカフェで、男が女性従業員を人質にして個室に立てこもった事件で、埼玉県警は18日夜、住居不定、無職林
発表によると、林容疑者は17日午後2時25分頃~18日午後10時40分頃、同市大宮区桜木町のネットカフェの個室に20歳代の女性従業員を監禁した疑い。容疑を認めているという。女性従業員との関係は不明で、刃物の所持をほのめかしていた。県警は動機や目的を調べている。
林容疑者は17日午前10時頃来店し、個室に入った。午後2時過ぎに女性従業員を個室に入れたが、女性が戻らなかったため、午後4時過ぎに別の従業員が110番した。
個室は広さ約3平方メートルで出入り口のドアに鍵がついていた。窓はなく、中の様子を確認するカメラはなかった。捜査員が来る前に従業員がマスターキーでドアを開けようとしたが鍵が途中までしか入らず、県警は林容疑者が内側から鍵を細工したとみている。防音構造の密室なため中の状況がよく分からず、説得交渉は難航した。
「近づくとやるぞ」「自分も一緒に死ぬ」。捜査員の説得に対し、林容疑者は女性への危害をほのめかし、突入をけん制。捜査員はインターホンやドア越しに女性を解放するよう30分から1時間ごとに話しかけ、女性の声も聞かせてもらいながら安否を確認した。林容疑者が「あと30分」「もう少しで出る」などと話す時もあったが、部屋から出てくることはなく、18日昼前には県警が差し入れた2人分の軽食と水を受け取った。金銭や逃走車両などを要求することはなかった。
事態が動いたのは同日午後8時頃。林容疑者が「寝る」と言った後、2時間ほど応答がなかったため、捜査員は林容疑者が寝たとみて午後10時半過ぎにドアの鍵を壊し、室内に突入した。捜査員は寝入っていた林容疑者を確保して部屋から引きずり出し、女性を保護した。女性は受け答えがはっきりしており、病院に搬送された。
県警によると、林容疑者はこのネットカフェの会員で、都内の店舗で会員登録をしていた。今回の店は初めて使ったという。
県警幹部は「被害者の安全を最優先に考え、容疑者との交渉を続けていたため、身柄確保に時間がかかった」としている。
現場は、JR大宮駅西口から約200メートルの雑居ビルの7階。
発生から32時間、「寝入った」と判断して突入…容疑者「寝る」と言って2時間応答なし - 読売新聞
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