
自分の1時間の価値(時価)はオンタイムで4253円、オフタイムは観測史上最高の1万2992円――。セイコーは4月から5月の期間、10~60代の男女1200人を対象にインターネット調査を実施した。 【値付け】1時間の価格 仕事や家事、勉強をするオンタイムの価値は、前年の調査と比べてやや下落。一方、プライベートなオフタイムは、前年の8346円から155.7%の伸びだった。また、オンタイムとオフタイムの価格差は8739円あり、年々広がりを見せている。つまり、日本人にとってプライベートな時間の価値が年々上がっていることが明らかとなった。 週のうち最も大切にしている時間帯は「土曜日22時台」が最も多く、次いで「金曜日21時台」「月曜日6時台」「月曜日5時台」と続いた。多くの人のプライベートタイムである週末夜と、仕事が始まる月曜朝を大切な時間として捉えていることがうかがえる。 また、これまでの年に感じていた時間の速度を1倍速としたとき、2020年の体感速度はどのくらいに感じたかを尋ねたところ、平均で2.03倍という結果だった。特に、10代~20代の若い世代は体感速度が速い傾向にあり、有職者や専業主婦・主夫よりも学生のほうが速く感じていた。 同様に、コロナ禍で生活時間に変化があったと答えた人のうち、前年調査より11ポイント多い47.5%が生活に関する時間が「速く感じる」と回答。年代別で見ると、10代64.0%、20代52.5%とこちらでも若年層が多く、学生では65.9%が「速く感じる」と答えた。
仕事の時間「速く感じる」
一方、仕事に関する時間については33.9%が「速く感じる」と答えていて、特にリモートワークする人のほうが「速く感じる」と答えた割合が高かった(40.7%)。 一般的には、年齢を重ねるごとに体感する一年の長さは短くなるといわれている。しかし、今回の調査では若い世代ほど体感速度が速い結果となった。千葉大学大学院人文科学研究院教授の一川誠氏は、「思い出が極端に少ない時間を過ごすと、そのときは長いと感じても、振り返るとあっという間に感じがち。本来は時間の経過が速く感じる上の世代よりも学生のほうが大きな影響を受けたのは、この世代が本来体験すべきことの多くが失われてしまったから」と分析する。 コロナ禍において生活環境が変化するとともに、時間の使い方も多様化している。アフターコロナでは、コロナ禍で経験した「多様な時間の使い方」「能動的な働き方」を社会のナレッジとして生かす動きも求められる。
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観測史上最高! 現代人の時間価値はオンタイム「4253円」、オフタイムは?(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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