伊佐で時間50ミリ超、鹿児島県内で大雨 出水、薩摩川内は避難所を開設 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

大雨で水没した川内川の河川敷=27日午前10時15分ごろ、薩摩川内市の国道3号太平橋付近から

　活発な梅雨前線が九州南部付近を通過する影響で、鹿児島県内は２７日午前、北薩地域を中心に大雨となった。伊佐市大口では午前５時１１分までの１時間に５４．５ミリの非常に激しい雨が降り、同地点の５月の観測史上最大となった。薩摩川内市中甑では午前４時４６分までの１時間に５６．０ミリを記録した。

　県本土と種子島・屋久島地方は昼すぎから雨は上がる見込み。

　県と鹿児島地方気象台は午前６時２５分、薩摩川内市と霧島市、姶良市、さつま町に土砂災害警戒情報（警戒レベル４相当）を出した。いずれも午前９時半に解除した。

　午前９時現在、高齢者等避難（警戒レベル３）が出水市全域、薩摩川内市本土に出ている。出水市は８カ所、薩摩川内市は４３カ所の避難所を開設した。

　ＪＲは午前９時現在、倒木や雨の影響で、鹿児島線の市来－伊集院、吉都線の都城－吉松で運転を見合わせている。

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