[モスクワ 24日 ロイター] - ロシアの通信規制当局は24日、米グーグルに対し、24時間以内に「違法」コンテンツを削除しなければ、罰金を科すと表明した。通信速度を制限する可能性もあるとしている。
ロシアは、すでに米ツイッターに対して、違法な投稿を削除しなかったとして、通信速度を制限している。
ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ分野監督庁は、薬物に関する情報や暴力行為を含む動画、過激派が作成したコンテンツなど違法コンテンツを削除するようグーグルに2万6000件以上の要請を行ったことを明らかにした。
こうしたコンテンツへのアクセスを遮断しなければ、80万ー400万ルーブル(1万0800ー5万4000ドル)の罰金を科すとしている。
再発を防止できなければ、最大で同社の年間売上高の10%に相当する罰金を科す意向も示した。
グーグルのロシア法人はコメント要請に応じていない。
同庁は、グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」についても、検閲を通じて、RT、スプートニクといったロシアメディアへのアクセスを制限していると主張。
「こうしたロシアメディアの検閲と、違法な抗議活動に対する的を絞った支援は、グーグルのロシアでの活動の政治的な色彩を物語っている」と述べた。
モスクワの裁判所の文書によると、グーグルが違法コンテンツの削除を巡り、同庁を提訴していたことも24日明らかになった。
同庁によると、訴訟は、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を支援する抗議集会への参加を未成年に呼び掛けた「違法コンテンツ」へのユーチューブのリンク12件に関連するものだった。
ナワリヌイ氏の陣営は、ユーチューブを活用して政府への抗議活動を展開しており、同氏のユーチューブチャンネルの登録者数は650万人近くに達している。
ロシア、グーグルに24時間以内の違法コンテンツ削除を命令 - ロイター (Reuters Japan)
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