
新東名と同時に国道138号バイパス開通 静岡~山梨が時短へ
2021年4月10日(土)、新東名高速の御殿場JCT~新御殿場IC間が開通。これに接続して北西の東富士五湖道路に通じる国道138号バイパス「御殿場バイパス(西区間)」および「須走道路」も同時開通しました。 【開通する「御殿場~中央道ルート」を地図でチェック】 これにより、新東名~国道138号バイパス~東富士五湖道路~中央道(富士吉田線)~中央道(本線)という高規格道路のルートが形成されました。なお新東名の新御殿場ICは、東名の東京方面からは利用できませんが(御殿場JCTで東名下り→新東名上りの行き来は不可)、新御殿場ICから国道138号バイパス(御殿場バイパス東区間)を4kmほど南東へ進めば、東名の御殿場ICですので、東名から富士吉田方面にも行きやすくなっています。 では、上記の御殿場~中央道ルートのほぼ中間に位置する河口湖周辺と東京のあいだは、中央道経由と東名経由とで、時間と料金はどれほど違うでしょうか。IC出入口の構造上、中央道方面は河口湖ICから、東名方面は隣接する富士吉田ICからとして、比較してみました。なお料金はETC普通車のものです。 ・中央道経由:河口湖IC~大月JCT~高井戸IC=93.9km、1時間11分、2640円 ・東名経由:富士吉田IC~御殿場IC~東京IC=112km、1時間29分、3700円 時間と距離は、東名経由でもさほど変わらないものの、料金は東名経由のほうが1000円以上高くなります。 これは、東富士五湖道路の料金が押し上げているためです。東名の御殿場IC~東京IC間は2620円ですが、有料道路である東富士五湖道路は独立した料金体系となっており、18kmの全線を乗り通すと1080円かかります。
東名の迂回には使えるのか?
今回のルートは東名の、あるいは中央道の迂回路としての役割も期待されています。 休日の午後など、東名の上り線が静岡・神奈川県境付近や神奈川県内でビッシリ渋滞しているような場合、東京ICまで1時間から2時間近く余計にかかることもあります。それを避けるルートの選択肢として、中央道経由を考える人も増えるかもしれません。 そこで、東名の沼津ICを起点に、東名経由と中央道経由とを比較してみました。 ・東名経由:沼津IC~東京IC=1時間7分、3130円 ・中央道経由:沼津IC~新御殿場IC~河口湖IC~高井戸IC=1時間48分、4480円 中央道経由の料金内訳は、沼津IC~新御殿場ICが760円、東富士五湖道路が1080円、河口湖IC~高井戸ICが2640円です。 なお、休日に東名の上り線が渋滞する時間帯は、多くの場合、中央道の上り線でも小仏トンネル(神奈川県と東京都の境)を先頭に激しい渋滞が発生します。どちらに迂回しても、結局は渋滞に巻き込まれる可能性があります。 とはいえ、たとえば東名の集中工事や、災害時など、長期にわたって一方の路線で大規模な規制や通行止めが発生するような場合、今回の御殿場~中央道ルートのような迂回路は、心強い存在になることでしょう。
乗りものニュース編集部
河口湖~東京に新ルート誕生 東名vs中央道 時間と料金どう違う? 静岡~東京の迂回はアリか(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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