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労働時間という難問に直面 若手ドライバーが流出|物流ニュース|物流ウィークリー - 物流ウィークリー

コロナ禍による経済活動の鈍化で、深刻な影響を受ける外食産業や観光関連企業で余剰人員が出るなど、売り手市場だったドライバー求人に変化が生じてきている。

トラック業界ではこれまで深刻なドライバー不足が指摘されてきたが、一部でドライバーを確保しやすい環境にあるとの声も聞かれ、ドライバー不足が緩和された感もある。しかしながら、これには否定的な声も多く、「仕事が減ったことでドライバーを確保せずに済むようになっただけ」との指摘もある。

現在、トラック運送業界では、長時間労働の削減など、ドライバーの労働環境の改善に業界あげて取り組んでいる。しかしそれが今、違う問題を引き起こしている。コンプライアンスの徹底を図ろうと、まじめに労働時間の管理を行う事業者で、ドライバーの同業他社への流出が発生しているという。

流出先の同業他社では、労働時間の管理はなく、長時間労働も当たり前。歩合制のため収入も増える。一方、労働時間管理を徹底すれば、どうしても収入は限られてしまうため、「稼ぎたくても稼げない」と、ドライバーが稼げる事業者へ流れていくのだという。さらに深刻なのは、会社の将来を担う体力に自信のある若いドライバーから出ていくという。

自然淘汰が進み、悪質事業者は土俵から下りていかざるを得なくなる・・・。それが理想ではあろうが、現実は法令違反の事業者ではなく、正しい取り組みをしている運送事業者が先に疲弊している。交通事情や積込先や納品先での手待ちなど、管理の難しいドライバーの労働時間をいかに管理し、どう改善していくのか。運送業界はいま難問に直面している。

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