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小中学生の半数が平日1時間以上「オンラインゲーム」…ゲーム条例の香川、それでも「一定の効果あった」 - 読売新聞

 香川県教育委員会が県内の小中高生を対象に実施したスマートフォンやゲームの利用状況調査で、小中学生の5割、高校生の3割以上が平日に1時間以上オンラインゲームで遊んでいることがわかった。昨年4月施行の県ネット・ゲーム依存症対策条例では、利用時間の上限が1時間。県教委は学校現場での対策を加速させる。(林信登)

 同条例は18歳未満の子どもがゲーム依存症になるのを防ぐことを目的に制定され、ゲームの利用時間を「平日60分(休日90分)まで」、スマホなどの利用時刻を「中学生以下は午後9時まで、それ以外は午後10時まで」と目安を定めた。

 県はこれまで3年ごとに利用状況の調査を行っており、前回は2017年に実施。今回は条例の施行を受け、昨年9~10月、より詳しい調査を行い、県内の公立小中高校61校の小学4年~高校3年の児童生徒4881人から回答を得た。

 調査結果によると、平日1時間以上ゲームを利用すると答えた小学生は全体の52%、中学生51%、高校生35%。休日は7~14ポイント上昇した。「4時間以上」も小学生で6%、中学生5%、高校生2%だった。

 また、平日午後9時以降にスマホなどを利用している小学生は33%、中学生が78%で、高校生の86%は同10時以降も利用。「ユーチューブ」などの動画投稿サイトやSNSが多かった。

 県教委は調査結果を分析し、「小中高生の4~6%に依存傾向がある」としている。

 一方、平日に3時間以上スマホなどを利用する「長時間利用」は17年の調査からそれぞれ2~11ポイント減少した。

 県教委は「条例に一定の効果はあった」とする一方、更なる対策に乗り出した。教員向けに、児童生徒のネット・ゲーム依存症への予防策をまとめたマニュアルを作成。▽授業での啓発活動▽保護者との連携▽医療機関などとの協力――などの必要性が記されており、今月、県内全ての幼稚園や小中高校に配布する。担当者は「まずは教員自身に依存症について知ってもらい、教育現場の対応力を高めたい」と話す。

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