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ECB、再び追加金融緩和へ-新型コロナ危機からユーロ圏を救え - ブルームバーグ

欧州中央銀行(ECB)は新型コロナウイルス危機からユーロ圏を脱却させるために、再び追加金融緩和を実施しようとしている。

  新たなロックダウン(都市封鎖)が経済に打撃を与えている一方、ワクチンはまだ登場したばかり、英国の欧州連合(EU)離脱後の貿易協定協議も予断を許さない。こうした状況の中、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を5000億ユーロ(約63兆円)拡大し、期間も少なくとも2021年末までに延長する見込みだ。銀行への超低金利の資金供給も拡張する公算が大きい。

Bond Buying

ECB is seen boosting PEPP by another 500 billion euros in December

Source: ECB, Bloomberg survey of economists conducted Nov. 27 - Dec. 2

  パンデミックの収束後も当分続くとみられる経済危機が去るまで、金融環境を緩和的に保つことがECBの目的だ。金融政策と両輪を成す1兆8000億ユーロのEU共同支出パッケージも10日に最終決定されることが期待されている。

  ブルームバーグの調査で大半のエコノミストは、PEPPの5000億ユーロ拡大と6カ月延長を予想したが、ECB当局者らは恐らく12カ月の延長で合意するだろうと事情に詳しい関係者が述べていた。12カ月延長ならば22年半ばまでとなる。

ECB、パンデミック緊急購入を12カ月延長する可能性-関係者

  政策委員会は新たな条件付き長期リファイナンスオペレーション(TLTRO)の計画も示すとみられる。企業や家計への与信促進を目的とした同プログラムは新型コロナ危機前に始まったが、危機の間は特に低い金利で提供されている。この低金利が適用される期間も延長されると見込まれている。

  一方、危機を通じて据え置かれている中銀預金金利は今回もマイナス0.5%で据え置かれる見込み。調査に答えたエコノミスト33人全てが予想した。15年に始まった通常の資産購入プログラムも現状維持の見込みだ。

  また、銀行監督当局としてのECBが事実上禁止している銀行配当を解禁するかどうかに投資家の関心が集まっている。

  10日には最新の経済予測も公表される。初めて示される23年のインフレ率予想が注目される。

  ユーロ圏経済へのリスクの1つがユーロ高だ。ECBは為替レートを政策の目標にしないと強調しているが、今年に入ってのユーロ高には懸念を示していた。

Subdued Inflation

Economists expect price growth to remain below ECB's goal in 2023

Source: Eurostat, ECB, Bloomberg survey of economists conducted Nov. 27 - Dec. 2

The euro has risen sharply in recent weeks

原題:
ECB Set to Pump More Cash Into Virus-Hit Economy: Decision Guide(抜粋)

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