
帰省できないと知ったときの娘の様子を描いた漫画がSNS上で話題となっています。新型コロナウイルスの影響で帰省が困難になり、おばあちゃんが大好きな8歳の長女に「夏休みも帰省やめよう」と告げる母親。すんなりと受け入れたように見えた長女でしたが、その後…という内容で「無言の抵抗に笑っちゃいました」「思いが伝わってくる」「早く終息しますように」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。 【漫画】本編を読む
長女の成長を感じられた出来事
この漫画を描いたのは、兼業主婦のひふみママ(ペンネーム)さん(30代)です。インスタグラムでは、日常生活や3人の子どもとのエピソードを漫画にして発表しています。 Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。 ひふみママさん「2020年2月、『今年は好きなこと=イラストを描く!を継続してやってみよう』と思い、始めました」 Q.今回の漫画を描いたきっかけは。 ひふみママさん「長女の心の成長を少しだけ感じられたことがきっかけです。コロナで、楽しみにしていた予定がことごとく中止になってしまい、中でも、一番楽しみにしていた私の実家への帰省がなくなったと告げたら、長女は間違いなく泣いて大暴れするだろうと予想していました。 意を決して告げると、長女は静かに受け止め、お風呂へ。ところが、お風呂の鏡には長女の心の内が素直に書かれていて、成長の途中なんだなとほほ笑ましく思えたことを描きました」 Q.いつから帰省できていないのですか。 ひふみママさん「前回は年末年始なので、今年1月以降会えていません。遠方ですが7カ月も会えないのは初めてです」 Q.会えない間、おばあちゃんたちとはどのようにやりとりをしているのでしょうか。 ひふみママさん「ビデオ電話、電話、手紙で頻繁にやりとりをしています。ビデオ電話に関しては1時間以上話すこともあります!」 Q.長女さんは、おばあちゃんに会うことをとても楽しみにしていたのですね。 ひふみママさん「お盆に合わせた帰省に関係なく、思い立ったら『会いたい!』と言うほどなのでとても楽しみにしていました。次女と一緒に1カ月前から荷造りをしている姿は忘れられません」 Q.今回のことについて、長女さんは何か言っていましたか。 ひふみママさん「何も語らずでした。ただ、心ここにあらずで、リビングの椅子に座っていました。もしかしたら、心の中でずっと愚痴を言っていたのかもしれません」 Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。 ひふみママさん「皆さんが同じ状況なだけに、共感のコメントを頂きました。『コロナが早く収束しますように』『コロナで帰省を諦めました』『会いたい人に会えない』など、我慢している方が多数でした。皆さんが行きたい所へ行けずにいる現状を知ることができ、それが娘たちにしっかり届いたようです」 Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。 ひふみママさん「今後も子どもたちを中心に日々の出来事を描いていきます。短い子育て期間を『自分もそうだった』『今まさにそう!』『これから私もそうなるのかな』といろいろな方に届くように発信したいです。また、今後は私自身の病気やそのときの出来事、創作漫画も描きたいと思っています」
オトナンサー編集部
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September 23, 2020 at 05:11AM
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