ITインフラシステムの構築を手掛けるクリエイティブジャパンは2020年8月26日、CO2濃度を基に人数と換気状況を見える化するシステムの実証実験を電気通信大学と産学協同で開始したと発表した。システムは人の密集度合いを分析し、部屋の定員を超えた場合には管理者へ通知する。2020年10月1日に提供を開始する予定だ。
「CLIP新型コロナ感染症予防支援システム」はCO2センサーを内蔵したIoTデバイス「CLIP IoT デバイス」とIoTネットワーク向けの無線通信回線、データ分析用のクラウド環境および確認用のWebアプリケーションで構成する。CLIP IoT デバイスでCO2濃度を計測、同社クラウド環境へ送付しデータを分析する。データはWebアプリケーションを通し、パソコンやスマートフォンから確認できる。価格はCLIP IoT デバイス10台で49万8000円(税別)からとなる。
密の恐れを検知した際はアラートを出すことで、管理者が換気や入室制限などの予防措置につなげることができるという。クリエイティブジャパン事業戦略本部の草野和文本部長は「CO2濃度が上がると学習効率や仕事のパフォーマンスが下がるという研究結果もある」と述べ、新型コロナ対策以外にも活用できると自信を見せた。
まずは大学や学習塾など教育機関への提供を想定し、3年で3億円の売り上げを目指す。
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August 26, 2020 at 10:36AM
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CO2濃度から「3密」を検知、電通大と産学協同のIoTシステム - ITpro
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