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「ネット広告は本当に"闇"なのか?」不透明さにメスを入れる、アドフラウド対策ツール「Spider AF」が解決する社会課題とは - PR TIMES

ネット広告は急速な発展を遂げるが、その一方で‥。

2019年国内のデジタル広告費は2兆1,048億円(※1)に上り、テレビを初めて上回り急速に発展を遂げる一方、広告の品質において多くの課題を抱えています。

業界としても喫緊の課題として取り組んでおり、先月には日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会とSpider Labs含む5社でネット広告の取引の透明化を図り、不正を防止していくプロジェクトを立ち上げました。

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課題の一つのアドフラウド(広告詐欺)は、インターネット広告(以下、ネット広告)配信において人間がアクセスしたように見せかけて広告を表示、クリックさせて、広告費を詐取する不正行為です。

アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」で検知したアドフラウド被害額は、半年間で約16.7億円となり、国内の被害は何十倍にも及ぶと予測されます。ネット広告の現状と課題を「Spider AF」を活用しどのように解決をするのか、アカウントエグゼクティブ後藤とデータサイエンティスト赤石が語ります。

(左:データサイエンティスト赤石 右:アカウントエグゼクティブ 後藤)

ー ネット広告の"闇"と揶揄されることが多々ありますが、なぜこのように言われてしまうのでしょう?

後藤:まず、ネット広告市場に様々な立場のプレイヤーが乱立しており、商流が複雑である事が問題として挙がります。広告を見るユーザーはもちろん、広告を出す企業(以下、広告主)も、広告が掲載されるメディア(以下、パブリッシャー)もその商流の実態を理解することが困難です。特に、運用型広告と呼ばれるリアルタイムでの入札による需給マッチングはアルゴリズムで処理され、外部からその仕組みや実態がどうなっているのか、ブラックボックスになっています。

赤石:過去に弊社ブログでも取り上げましたが、アドフラウドを行う拠点はクリックファームと呼ばれ、中国など様々な国に存在しているという情報がネットにあがっています。

What are click farms? A shadowy internet industry is booming in China

自ら作成したサイトに広告掲載を行い、膨大なスマートフォンを使用してこれらの広告をクリックすることで、広告収入を得るという構図です。つまり、本来支払いをする必要のないクリックによって、広告費の支払いをさせる詐欺的行為の被害にあっているということになります。昨今、広告主とパブリッシャーの間に立つ配信事業者も、アドフラウドを防止すべく様々な対応をしていますがいたちごっこの状態で、依然として問題の解消には至っていません

2025年までに、コカインやアヘンといった薬物取引に次いで、

反社会的勢力の二番目に大きな収入源となるシナリオも。

参考:Hewlett Packard Enterprises,”The Business of Hacking”, May 2016

 世界広告主連盟、WFA(World Federation of Advertisers) の報告によるとアドフラウドは、2025年までにおよそ500億ドル(約5兆4,188億)に増加、さらにコカインやアヘンといった薬物取引に次いで、反社会的勢力の二番目に大きな収入源となると予測しています。

アドフラウドは、最小限のリスクと仕事量で最大限の利益を得ることが可能であるため、コスパの良いハッキングビジネスとされています。実際に日本でも逮捕例はなく、証拠収集が困難かつ法整備も遅れているため、アドフラウドの余罪で立件されるのは時間がかかるでしょう。

払ったお金がどこへいくかわからない、ネット広告の不透明さ

ー 広告主の立場からみるとどのようなリスク・課題があるのでしょうか。

後藤:どこに、どのように広告が配信され誰が見ているか、場合によっては不当な請求が混ざっていて、払ったお金がどこへいくかも分からないという透明性の課題が存在します。

例えば、従来の広告手法である屋外広告で考えると、銀座の一等地に広告を出していると思っていたつもりが、実は歌舞伎町のネオン街に広告を出していた、費用は一等地の料金でといった具合です。

こうした課題に対して、一部の広告主においては、決まった掲載面にのみ配信を行うホワイトリスト方式を採用したり、透明性を確保する第三者ツールを活用しています。 しかしながら、こうした対応を行う広告主は一部に限られているのが現状です。 

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大手プラットフォームだから安心・安全ではない

ー この課題を解決すべく、新たなサービスの開発となりました。今までアプリ広告主向けに提供していましたが、ウェブ広告主サービスはどのように違うのでしょうか?

赤石:アプリ広告は、広告効果計測ツールを使ってマーケティングをすることが主流なため、データを簡単に可視化できます。一方ウェブ広告は、GoogleやFacebookといった大手プラットフォームに広告を配信することが多く、開示しているデータは他社と比較するとごく僅かです。いつだれが実際に広告を見たかが分かりにくく、判断材料が乏しいことが課題でした。

そのため、SpiderAFで広告がクリックされるまでを追跡できるトラッカーを開発し、広告表示・クリック・成果の流れのデータを取得できるようにしました。約1年前から実装し、課題を抱える企業様に提供をしていましたが、ニーズの高まりとともに正式にサービスをローンチしました。

実際にデータをみてみると、大手プラットフォームでも質の低いウェブサイトの広告が配信されていたり、ボットと思われる不審なクリックが発生し、想像以上に不正が多く驚きました。

安心・安全なインターネットを活用したデジタル社会の基盤づくりに貢献したい

ー 今後の展望を教えてください。

後藤:まずは、Spider AFが浸透することで、ネット広告に携わる皆様が安心、安全に商いを行える土壌づくりに貢献出来ることを目指しています。

また、今後DXが浸透するほどデジタル領域における情報の非対称性によって、不正が発生するケースは増加すると思っているので、ネット広告の領域に関わらず、広く不正を取り締まる、透明性を確保できるサービスを展開していきたいと思います。

赤石:今後は、誰でも簡単に不正対策ができるサービスとして改良を重ねていきたいです。広告の流れを可視化するだけでなく、不正なクリックは自動でブロックし、安心・安全なネット広告を運用をするなら「Spider AF」と言われるサービスを目指していきます。

ネット広告は広告配信に携わる事業者が多く、複雑なエコシステムで構築されているがゆえに不正が蔓延っています。またネット広告は膨大で全てを把握することは難しく、ブラックボックスとなっているため"闇"と揶揄されています。しかし、ネット広告の仕組みを正しく理解し、適切な対策を講じることにより透明性は確保され、不正を最小限に抑えることが可能です。その第一歩として、「広告が健全に運用できているか」現状を把握することが重要です。

Spider AFはネット広告の無料健康診断も実施しているので、お気軽にお問い合わせください。

ウェブ広告主向けページ

アプリ広告主向けページ

(※1)株式会社 電通「2019年 日本の広告費」(https://www.dentsu.co.jp/news/release/2020/0311-010027.html

【株式会社Spider Labsについて】

Spider Labs(スパイダーラボズ)は、日本発のサイバーセキュリティカンパニーです。メインサービスのアドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しており、より信頼性の高い世界最高水準のアドフラウド対策を提供しております。「Building a Safer and Happier future with Automation」というビジョンの元、様々なWow!を皆様に提供してまいります。お楽しみに!

URL:https://spider-labs.com/

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社Spider Labs PR 橋本

E-mail:pr@spider-labs.com

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July 21, 2020 at 09:35AM
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