難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者から依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして、2人の医師が嘱託殺人の疑いで逮捕された事件で、女性の遺体から鎮静作用がある「バルビツール酸系」の薬物が検出されていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警は、胃に栄養をチューブで入れる「胃ろう」から薬物を投与したとみている。
医療関係者によると、バルビツール酸系の薬物はさまざまな臓器をコントロールする中枢神経を抑制する作用があり、鎮静や麻酔、てんかんや不眠症治療などに用いられてきた。市販されていない。依存性や副作用が強く、大量に投与すると呼吸を抑制し死に至ることもあり、欧米では自殺ほう助団体などが使っているという。
捜査関係者によると、ALS患者の林優里さん(当時51)は胃ろうを造設していた。逮捕された、いずれも医師の大久保愉一容疑者(42)=仙台市泉区=と山本直樹容疑者(43)=東京都港区=の2人は、2019年11月30日、知人を装い、女性の自宅マンションを訪問した。約5~10分で部屋を後にし、別室から戻ったヘルパーが意識不明となっている女性を発見した。
女性は約2時間40分後の同日午後8時10分ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は急性薬物中毒だった。体内から普段使っていない薬物が検出されたことから、府警が捜査を始めた。府警は薬物の入手経路などを調べている。
2人は昨年11月30日、京都市中京区の女性の自宅で、嘱託を受けて薬物を投与し、急性薬物中毒で死亡させたとして今月23日に逮捕された。〔共同〕
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July 25, 2020 at 12:13PM
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女性遺体から鎮静薬検出 胃ろう経由で投与か ALS患者嘱託殺人 - 日本経済新聞
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