ラーメン激戦区で夢をつかもう−。佐野市は新型コロナウイルスの影響で先送りしていた「佐野らーめん移住プロジェクト」を七月から再始動させる。人気ブランド「佐野らーめん」の店主を夢見る人たちに、修業から開店、経営までのノウハウを伝授し、地域に根付いてもらおうという企画。コロナ禍収束後を見据え、新たな人生の第一歩を踏み出そうとする有為な人材の応募を期待している。(梅村武史)
「求めるのは、ラーメンへの情熱とやる気、元気」と、プロジェクトメンバーで佐野らーめん会会長の谷津茂さん(69)は語る。
佐野市内には百五十のラーメン店がひしめき、市の調べでは人口当たりの店舗数が全国一とされる街。「佐野らーめん」の知名度は全国区だが、チェーン展開する店がなく市外で食べることが難しいため、首都圏各地から多数のファンが詰めかける。人気店には長蛇の行列ができ、億単位の年商を誇る人気店も。成功すれば大きな夢をつかめる。
年齢、経験不問で佐野市に住むことが条件。基礎研修(一週間〜二カ月)、本格修業(半年から三年)の二本立てで、修業期間は調理師免許の有無や経験などで個人差がある。独自の青竹打ち技法の伝授や経営ノウハウ、店舗探し、各種支援制度の紹介などサポートは幅広い。店主に認められれば、のれん分けのチャンスもある。
プロジェクトは二〇一九〜二一年の三カ年事業で国の地方創生推進交付金を活用している。当初、一期生の研修が今年二月からスタートする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて仕切り直しとなっていた。市総合戦略推進室は「コロナ禍で飲食業界は深い痛手を負っている。再起をかける方も大歓迎です」と呼び掛けている。
参加者の公募開始は七月上旬、基礎研修は十月から始める予定。募集要項は近く市ホームページなどで公開する。問い合わせは佐野市総合戦略推進室=電0283(20)3012=へ。
<佐野らーめん> しょうゆのあっさり味のスープに、青竹を足に挟んで体重を掛けて打った平たい縮れめんが特徴。大正時代に中国人から伝授されて、今のスタイルが定着したといわれる。のれんを守る「佐野らーめん会」は1988年発足。現在67店舗が加盟する。
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